本当は助けてほしいのに、気づけば「大丈夫です」と言ってしまう。そんな夜はありませんか。【夫婦学】
人は安心した時にしか、本音を話せない。
このシリーズでは、日々の夫婦のやりとりの中にある、ちょっとした違和感を一緒に見つめていきます。誰にも言えなかった本音も、ここでは安心して置いてみてください。一緒に考えていきます。
「大丈夫です」が、口癖になっていませんか
僕自身、ついつい聞いてしまいます。
「これは大丈夫?」「あれは大丈夫?」
そう聞くと、ほぼ返ってくる答えは「大丈夫です」。
そして、僕自身も、相手から「大丈夫ですか」と聞かれると、つい「大丈夫です」と答えてしまいます。
飲食店で、お水のおかわりを聞かれたときも、「大丈夫です」。
駅前でチラシを配られたときも、「大丈夫です」。
歯医者さんで「しみるところがあったら言ってくださいね」と言われても、少し気になるところがあっても、大体「大丈夫です」。
本当に大丈夫、という意味で使うこともあります。
でも、「いえ、結構です」という、断りの意味で使っていることも、実は多いのではないでしょうか。
その本音、代わりに言ってみます
「大丈夫です」が口癖になっていくと、こんなことが起き始めます。
たとえば、こんな夜を思い浮かべてみてください。
布団に入って、スマートフォンを見ていると、パートナーから「今日、大丈夫だった?」とメッセージが届く。
指が勝手に動いて、「大丈夫だよ」と打って、送信してしまう。
送ったあとで、画面を見つめたまま、少しだけ胸のあたりが重くなる。
本当は、聞いてほしいことがあったのに。
本当は助けてほしいのに。
それでも、出てくる言葉は「大丈夫です」。
近しい関係になるほど、その傾向は強くなるのかもしれません。
相談の場でも、こんな話をよく聞きます。
親子関係の相談で、「子どもの世話になるのはあまりしたくないから」と、体調が良くないのをかばいながら、それでも「大丈夫です」と答えてしまう方がいます。
心の中では、こう思っているのかもしれません。
「本当は助けてほしい。助けてと言える環境があったら、本当は言えるのに」
なぜ、「大丈夫」しか言えなくなるのか
その心理の奥には、多くの場合、こんな気持ちがあります。
相手に迷惑をかけたくない。
相手を煩わせたくない。
これは、決して悪い気持ちではありません。
むしろ、相手を思う気持ちから出てくる言葉です。
けれど、それが積み重なっていくと、助けを求める言葉そのものが、出せなくなっていくことがあります。
「大丈夫」と言い続けているうちに、自分でも、本当に大丈夫なのか、そうでないのか、分からなくなっていくこともあります。
近しい関係だからこそ、「これくらいで頼ったら悪い」と感じてしまう。
それは、あなたが我慢強いからでも、頼るのが下手だからでもありません。
相手を大切に思う気持ちの、一つの形なのかもしれません。
ただ、その優しさが積み重なっていくと、パートナーの方は、あなたが本当に大丈夫だと思い込んでしまうことがあります。
助けを求められていないのだから、大丈夫なのだろう、と。
そうして、気づかないうちに、お互いの「本当のところ」が、見えにくくなっていくことがあります。
あなたに、問いを残します
本当に大丈夫なのでしょうか。
助けてほしい。手伝ってほしい。そう言える環境があったら、本当は言えるのではないでしょうか。
あなたのご夫婦、ご家庭では、どうでしょうか。
答えを急がず、少しだけ、自分に聞いてみてください。
次回予告(明日18時投稿)
今回は、「大丈夫です」という一言の奥に、本当は助けてほしい気持ちが隠れていることがある、という話をしました。
近しい関係ほど、迷惑をかけたくないという思いから、頼ることが難しくなっていく、というところまで見てきました。
次回のタイトルは「近くにいるのに、なぜか安心できない。それは、距離のせいでも、密度のせいでもないかもしれません。」です。
これまで見てきた、距離・密度・深さ。次回は、この三つを混同せずに、今の自分たちの関係を見つめ直すための視点を、一緒に整理していきます。
#絆深 #夫婦関係 #夫婦関係の悩み #パートナーシップ #家族 #自己肯定感
今日はここまで。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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小さな安心
今朝、衝撃的なことがありました。
と言っても、僕の人生の中でずっと気になっていた、
「豊か」になりたい。
が、明確になったのです。
心豊かに、大切な時間を過ごしたい、
といった具体的な内容でした。
またそのような記事も書くと思います。
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また明日18時。
ここでお会いしましょう。
