会議で意見が出ないとき、発言する人だけを見ていませんか。
「何か意見はありませんか?」
会議室が、
静かになる。
誰も話さない。
上司が、
もう一度聞く。
「何でもいいですよ。」
それでも、
誰も話さない。
会議が終わったあと、
「もっと積極的に発言してほしい。」
という話になる。
でも、
少しだけ考えてみてください。
本当に、
発言する人の問題なのでしょうか。
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■ 会議の外では、話していることがあります。
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会議が終わる。
すると、
「あれ、ちょっと違うと思うんですよね。」
「私はこうした方がいいと思います。」
廊下では、
意見が出る。
休憩室でも、
話している。
つまり、
意見がないわけではありません。
では、
なぜ会議では言わないのでしょうか。
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■ 人は悪くありません。
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発言しない人には、
さまざまな理由があります。
考えがまとまっていない。
反対されたくない。
上司と違う意見を言いづらい。
以前発言して、
否定された経験がある。
どうせ決まっていると思っている。
その環境では、
黙る方が安全なこともあります。
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■ 本当の問題は、ここにあります。
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会議で意見を求めるとき、
突然、
「何かありますか?」
と聞いていないでしょうか。
発言する人だけが
準備なしで考えなければならない。
しかも、
最初に話した人ほど
目立つ。
これでは、
慎重な人ほど話しにくくなります。
例えば、
事前に議題を伝える。
最初に1分考える時間をつくる。
一人ずつ短く聞く。
匿名で意見を集める。
上司が最後に話す。
少し仕組みを変えるだけで、
今まで話さなかった人から
意見が出ることがあります。
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■ ここが一番伝えたいことです。
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発言は、勇気だけから生まれるのではありません。
発言しやすい場の設計から生まれます。
「もっと意見を出して。」
と言う前に、
意見が出やすい流れになっているかを見る。
それが、
会議を変える最初の一歩かもしれません。
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■ GAの視点
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会議で誰も話さない。
その景色を見たとき、
「主体性がない組織」
と結論づけるのは簡単です。
でも、
同じ人が別の場所では話しているなら、
人ではなく、
場を見る必要があります。
人は、
どこでも同じように行動するわけではありません。
環境に応じて、
話したり、
黙ったりします。
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■ 明日、少しだけ思い出してください。
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明日、
会議で
「何か意見はありますか?」
と聞く場面があったら、
すぐに発言を求める前に、
少しだけ考えてみてください。
考える時間はあるか。
違う意見を言っても大丈夫か。
上司の答えが先に出ていないか。
昨日まで、
「意見を言わない人」
に見えていた人が、
実は、
意見を言える場を待っていた人
なのかもしれません。
意見が出ないとき、人を見る前に場を見る。
組織は、人ではなく仕組みで変えられる。
