矯正生活で大変なのは痛みだけじゃない?食事・歯磨き・外食の話
これは、歯医者さんに自分の歯を見られることすら恥ずかしかった私が、38歳で歯列矯正を始めた体験談です。
治療内容や費用は当時の記録・記憶に基づいています。
第5話はこちら:矯正器具をつけると、口の中はどうなるの?ブラケットが2回外れた話
矯正器具をつけた直後は、口の中の
違和感と見た目の不安が大きかったです。
でも、矯正生活で大変だったのは、
それだけではありませんでした。
矯正器具をつけてからは、
月に1回くらいのペースで通院し、
調整してもらいました。
調整後は、痛いです。
毎回ではありませんが、
食欲がわかないこともありました。
噛まなくても痛いときは、噛むともっと痛い。
頭まで痛くなって
痛み止めを飲んだこともあります。
硬いものは食べる気になりません。
たとえば生姜焼きやとんかつなど、
噛み応えのあるものは食べきれない。
口の中がずっと気になる。
ただ、耐えられない痛みでは
ありませんでした。
痛いけれど、ずっと激痛が続くわけではない。
数日すると慣れてくる。
私の場合は、そんな感じでした。
また、器具が口の中に当たって痛いときは、
ワックスをつけてしのぎました。

矯正用のワックスは、かなり役に立ちます。
当たって痛い部分にワックスをつけると、
直接こすれる感じがやわらぎます。
地味ですが、これは本当に助かりました。
外食のあとはトイレで確認していた
矯正中は、食べ物が器具に
挟まりやすくなります。
外食したときは、口の中に何か
挟まっていないかが気になりました。
食事が終わると、
トイレに行って鏡で確認する。
歯ブラシやフロスも持ち歩く。
そういうことが、日常になっていきました。
会社ではランチが終わった後に
歯磨きをしていました。
歯磨きも、矯正前よりずっと大変です。
普通に磨いているつもりでも、
器具の周りに汚れが残りやすい。
矯正は、歯を動かすだけじゃなくて、
生活の細かい部分まで変わるものなんだと、
このとき知りました。
それでも歯が動くのはうれしかった
痛みもあります。
不便もあります。
矯正しはじめの頃は、
まだ歯並びが悪いうえに、
ブラケットもついて、自分では
ものすごく不格好に見えました。
それでも、私は前向きでした。
歯が動いているのがわかったからです。
歯って、思っているよりも動きます。
奥に引っ込んでいた歯が、
少しずつ前に移動してくる。
今まで隠れていた歯が、
ちゃんと並ぼうとしている。
それを見るのが、うれしかったのです。
長年のコンプレックスが、少しずつ
改善されている手応えがありました。
痛みや不便があっても、
「本当に変わっている」
と思えることが、私にとっては
大きなモチベーションでした。
歯列矯正は、楽なものではありません。
でも私にとっては、ようやく
長年のコンプレックスに
向き合い始めた時間でもありました。
次回は、歯列矯正に実際いくらかかったのか、
覚えている範囲で書いてみます。
