ストイックなんて簡単だ

時折ふいに始まる「意識高い系」話です。

私は、毎朝だいたい5時から6時半くらいまではパソコンに向かっています。カタカタカタと文章を書いています。
この季節だとまだ外は真っ暗です。パソコンとにらめっこしている間に空が白んできて、作業を切り上げる頃には日が昇っています。

このnoteの記事を書く時(まさに今!)もあれば、次の書籍の原稿に取り組む時もありますし、はたまた論文を書く時もあります。何を書くかは、その時の優先順位と自分の欲求次第ですが、なんにせよ毎日毎日必ず早朝に1時間以上、仕事とは別の、いわば自分のための文章を書いています。

自分からドヤ顔でこんな話を人にすることはありませんが、聞かれた時にはざっくりと答えます。すると「毎日?ご、ご、5時から?自主的に?」みたいな感じで割と驚かれます。
修行僧のような、ストイックな生活に見えるようです(だからあまり言いたくない)。

でも正直、私は全然つらくなくて、楽しいからやっているだけなんです。
まだ家族も起きていない。外を見ると街全体も寝静まっている、そんな静かな時間に、あったかいコーヒーをいれてちびちび飲みながらパソコンに向かう。その時間は幸せすら感じます。
しかも、書く内容は自分の好きな美術のことですよ。楽しくないわけがないじゃないですか。

もうひとつ付け加えると、私は子供の頃から朝型人間でした。早起きは全くつらくないのです。
人それぞれ体内時計が違うというのは、今では常識ですよね。でもいまだに何となく「朝早い人はえらい。夜遅い人は怠惰」みたいなイメージが残っているように思います。
私はただそのポジティブにとらえられがちな朝型人間だっただけで、実はすごくも何ともないのです。逆に言えば、夜遅くまで起きて何かしなきゃいけないとなると、めちゃくちゃきつく感じます。テンションだだ下がりします。

つまり何を言いたいかと言えば、人からストイックだと言われるようなことも、蓋を開けてみれば自分に合った方法で自分の好きなことを愚直にやっているだけだよってことです。
スポーツ選手だって、アーティストだって、根本はみんな同じだと思います。彼らの人並み外れたパフォーマンスは感動を与えてくれますが、本人はやりたいことをやりたいようにやって、それを極めただけなのでしょう。

「人から言われたから」「やらなきゃいけないから」「やった方が将来楽になるから」といった外的な動機では、根性で(本当の意味でストイックに)短期間がんばることはできても、何年間も同じ熱量で継続することは不可能です。
だから結局のところ、人から言われなくても気づけば勝手にやってしまう、そんな何かを見つけることができれば、あとはイージーゲームなのです。それがお金になるとかならないとかは二の次です。

気づいた時には人から「すごいストイックですね」と言われるようになっているでしょう。というわけで、条件を整えさえすればストイックなんて簡単なのです。

お、空が明るくなってきました。これぐらいにしておきましょう。

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