見出し画像

7月28日 先週見た映画(ドラマ)とお仕事進捗

先週は、映画館でロードショー作品を1本、配信で映画を1本見た。

映画館で見た作品は、「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」。
アメコミ映画好きなら誰しも知っていることだが、「ファンタスティック・フォー」はこれまで何回も映画化されてきた。
低予算映画の帝王ロジャー・コーマンがプロデュースした1994年の「ザ・ファンタスティック・フォー」(未見)。
そして、当時人気だったジェシカ・アルバや、その後MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のキャプテン・アメリカ役で大ブレイクしたクリス・エヴァンスが出ていた、2005年の「ファンタスティック・フォー  超能力ユニット」とその続編2007年の「ファンタスティック・フォー: 銀河の危機」は、本格的に予算をかけVFXを多用した今時のアメコミ映画の嚆矢となった。
さらにその後、低予算ながらアイデアに溢れた2012年の「クロニクル」の監督を務めたジョシュ・トランクが、まだ長編映画をほとんど撮ったことがないのに異例の大抜擢をされ、1億2000万ドルかけて作られたのが2015年の「ファンタスティック・フォー」。
しかしこの作品は、批評、興行共に散々な出来だった(実は僕も見ていない)
ジョシュ・トランクはその後もあまりパッとしない感じなのは残念だ。
マーヴェル・スタジオにとってもこれがトラウマとなったようで、MCUでファンタスティック・フォーは中々手をつけられなかったのだが、満を持して作られたのがこの「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」。
13年も「溜めて」作ったのだから、よっぽどの勝ち筋があるのだろうと思い、最近のMCUのガッカリ感は忘れたつもりで、わりと期待して見に行った。
結果どうだったかというと・・・
予告で見た「レトロフューチャーな世界観」の魅力を超えるアイデアや面白さは無かったというのが正直なところ。
そもそも、そのレトロフューチャー感も、そこまで斬新なものではなかったし、ペドロ・パスカルやヴァネッサ・カービーという今をときめく役者たちの魅力も特に引き出してるとは言えない。
ストーリー展開に斬新な点もない。擬似家族ものを狙っているのだが、人間関係の掘り下げがないので「家族」に感情移入できないし、レトロフューチャーという世界観だからこそ、現代では描けなくなった昔ながらの「家族の価値観」をうまく絡めそうなのに、全くそれもできていない。
アメコミ弱者である僕でも知っているシルバーサーファーやギャラクタスのキャラの描き方も凡庸だし、特にギャラクタスの扱いには、ちょっと目を疑った。
あんなギャラクタスが見たい人が一体どこにいるのだろう? シナリオ段階で指摘する人はいなかったのだろうか?(まあ、そういう映画は多いが・・・)
やはり、ファンタスティック・フォーのキャラクターたちは、奇しくも劇内のアニメにあるように、かなり子供向けに作らないと活かせない気がするので、もっといい意味で幼稚な「マンガ映画」にしても良かったのではないかと勝手に思ったりもしている。
とは言え、タイトルに「ファースト・ステップ」とあるので、今後、セカンド・ステップやサード・ステップで文字通りファンタスティックなものをきっと見せてくれるのだろうと期待しよう。

配信で見た映画は、「ボブ・マーリー:ONE LOVE」。
この映画は昨年公開時に行こうと思っていたのだが、忙しくて行けなかった。
(僕は、実在した人物の伝記映画が大好物なのだ)
だが、レゲエ好きの同僚が見に行き「ちょっとボブ・マーリーのことを良い人に描きすぎ」とのことで、本当のボブ・マーリーはこれを見たらわかるとボブ・マーリーのドキュメンタリーのDVDをくれた。
僕的にはまずは、「ボブ・マーリー:ONE LOVE」を見てから見させてもらおうと思っていたら、中々見る機会がなく、1年以上経ってしまった。そして先週、「レゲエ映画はこの夏の暑さに合わせて見るべき!」と思い、一念発起してやっと見ることができたのだ。
レゲエには全然詳しくないが、さすがにボブ・マーリーのことは知ってるし、彼の死後に出たアルバム「Legend」は大学生時代にヘビーローテーションで聴いていた。
なので、知ってる歌はたくさん出てきたし、それらの歌が出来上がっていく過程も(もちろん「ボヘミアン・ラブソティ」などのバンド映画と同じく映画的な演出が多分に盛り込まれているが)楽しく見られた。
あと、ジャマイカの当時の政治の状況や、ボブ・マーリーが結構ヨーロッパで活動していたことも初めて知った。
しかし、正直「映画」としては大きな盛り上がりもなく、見たことのない景色が見れるわけでもなく、ライブに参加している高揚感もなく、役者も決してうまく撮れているとは言えない、つまりは、イマイチの出来と言わざるを得ない内容だった。
間違った撮り方や編集をしているわけでもないし、変に気を衒ったり、ハッタリをかましているわけでもないので、嫌味はないのだが、それだけではやはり弱い。
そのあたりは、今週に同僚が焼いてくれたドキュメンタリーを見て、どうすればよかったかを僕なりにもう少し考察してみようと思う。
唯一ハッとしたのは、ボブ・マーリーのメンターといえるキャラクターが出てくるのだが、その人の髪型がドレッドとかいう生やさしいものでなく、(言い方は悪いが)ハードコアなホームレスでたまに見る、髪の毛が固体化して長くなった状態にしか見えなく、かつ彼はその髪をマフラーのように首に巻いているのだ。
その容姿だけで「ただ者じゃねえ、コイツ」と思わせるキャラ造形、これには感心させられた。

で、先週の仕事進捗のお話。
先々週に引き続き、イベント映像のディレクションの作業がメインだったが、前回も書いたように大阪の本番は終わっており、東京での本番に向けて多少ブラッシュアップしたり、東京版にアレンジするといった作業だったので、先々週ほど忙しくはなく、ほぼ収束に向かってる感じ。
しかし、この仕事、尺が長く、かつマルチ画面の映像なので、チェックムービーや納品データをレンダリングするのに時間かかるし、それらのムービーを確認するだけでも結構な時間が取られる。そして、何度も見た映像なので、確認の途中で寝てしまったりして、何度も見直す羽目になる(これは映像業界あるあるだろう)。
長尺映像を作るのは、結構体力が必要だと改めて痛感させられた。
あとは、とある施設のPR映像の企画コンテのプレゼンを今週行うのだが、ちょっと先走って、その映像の仕込み編集作業を行なった。
今回、結構なパートを、あえて生成AIムービーで制作しようと思っており、その試行錯誤をやってみた。生成AI、今更ながらほんとにスゴイことになっているなと感心しながらも、まだやはり、生成AI感が出てしまうのは否めないし、その雰囲気(違和感?)が許されるのもせいぜい今年いっぱいぐらいだろう。
(今回の仕事では、リアルさより「違和感」が欲しいのであえてAIを使ってみている)
来年になったら、AIっぽさは飽きられ、かつ、AIがさらに進化してAIとは分からないイメージを作れるようになっていると思う。
結局、ものづくりの基礎がわかっていないと、仕事にならないということだろう。
あとは、クライアントの方々と飲み会が一件あったのだが、頂いたお仕事のお礼としてお誘いしたのに、逆にご馳走になってしまった。
支払いのタイミングをちゃんと見極めなかったせいだ。恥ずかしい。気をつけてはいたつもりだが、今度からより一層気をつけよう。
そして、自分の作品の撮影を担当してくれるカメラマン(撮影監督であり、自分でも劇場映画を監督している才人であり変人)とキャスティングや撮影方法の打ち合わせをして、キャスティング募集の資料を作り直し、改めて何人かの知り合いに出演者の募集を行なった。
8月前半には書類審査をしたいのだが、果たしていい人が集まるか。まあ、やれることはやって天に祈ろう。

いいなと思ったら応援しよう!