26年6月18日~24日の日記
6月18日(木)
引き続き不調が続く。今日は特に午前中が酷く、集中力が全くなくて何も手につかない。けど仕事はしなくてはならないという、これが出社仕事だったら崩壊する状況だけど、幸い今は在宅で仕事できる強みで何とか過ごす。なので珍しくエナジードリンクなどを飲む。まぁだからって元気出るほど単純な身体や精神の作りではないんだけど。そんな今日の1枚。久しぶりにKinks以外。
・Paul McCartney 「The Boys of Dungeon Lane」 (2026/UK)
本日84歳を迎えたSir Paul McCartneyの新譜。さすがに声は衰えたと言って良いと思う。そしてここにきてのノスタルジックなコンセプトを持ったアルバム。先日のWingsというか70年代を振り返った映像ドキュメンタリに続く終活かと思いきや、曲によってはまだまだ現役感あるプロダクションにしてるのが頼もしいというか何というか…。ただ、Paul McCartneyのソロアルバムとして考えると、やっぱり今までにないコンセプト…昔をイメージしたアルバムはこれまで(オールドタイミーな雰囲気は重要な芸風の一つだし)もあったけど、こうした古いアルバムをめくってしみじみするようなアルバムは今までなかったとも思う。1987年にSGT20周年に絡めた「Return to Pepperland」に失敗して以来、Paulの意地ともいえるBeatlesque小出し路線(今聴ける「Return to Peppraland」収録曲は80年代的でBeatlesque度高いかと問われると微妙ですが)を、強引にBeatles名義で出したけどやっぱりPaulソロな雰囲気のあった「Now&Then」で味をしめて、でもソロ名義だからちゃんとソロですよ。みたいな感じがする。それこそ前に書いたFamous Groupies的路線を本人がやってるみたいなねぇ。でも悔しいかな近年のソロでは明らかに聴き馴染みが良いし、好きなアルバムではありますね。あとこれ遺作にはならないだろうなとは思う。コンセプト的には終活っぽいけどまだまだこいつやる気だぞ、みたいなのが感じられるのが凄い。これは聴いていて元気が出るアルバムかもしれない。
6月19日(金)
調子落ち続ける。胸がずっと苦しい。食欲もない。何をしても何を見ても明るい気持ちにならない。これ今は誰も読まない前提なので書きますが、今までの人生で一番「希死念慮」というのが強い気がする。死にたいわけじゃないけど、死んだら楽だなーみたいな。その為に色々調べたりするわけじゃないので「自殺念慮」までは行ってないと思うんですけどね。でも結局はこの「パイク」の紙芝居にある
「生きるのは面倒くさい、でも死ぬのはもっと面倒くさい!」感じですかね。だから死にはしないんですけど。でもうっかり死んじゃってもまぁ良いか、くらいの感じではあります。そんな今日の1枚。
・サンボマスター 「新しき日本語ロックの道と光」 (2003/JAN)
サンボマスターの単独作としてはメジャーデビューアルバム。このアルバム前後が一番見に行ってた。青春パンクの端っこにいた感じだけど、青春パンクとしては人気のないバンドだったと思う。山口さんって確かジャパコア好きなんだよね。このアルバム出るまで、もしかしたら出てからも対バン次第ではフロアに10~20人みたいなライブもあった。メジャーデビューはしてたけど、まだ取り置きのメールとかでライブに行けた時期。女性マネージャーから返信が来るときもあったし、ドラムの木内さんから返信があった時もあったような気がするんだよなぁ。このアルバムも発売日を指折り数えて、フラゲ日にいそいそと買いに行ったけど、特にポップとかもなく普通に「J-POP新譜」みたいなコーナーにポツンとあった光景を覚えてる。オナマシとのスプリットから半年とかで同じ曲を多く含む単独アルバムを出せたってことはメーカー的にもそれなりの期待があったんじゃないかとは思うけど。やっぱり僕の中でのサンボマスターはこのアルバムの曲だな。ブレイクまであっと言う間だったけどね。すぐにライブのチケットも取れなくなったし、上掲のYouTubeにあるように定着し始めたフェスの切り札みたいな扱いになったし。上掲YouTubeの2曲は今でも別格で好きな2曲だけど、他にも「夜汽車でやってきたアイツ」「愛しき日々」「人はそれを情熱と呼ぶ」とか好きな曲ばかり。いつくらいか詳しくは覚えてないし、多分見るのが1年も開いてない頃ではあると思うんだけど久しぶりにライブを見る機会があった時に、特に口上とかもなく「残像」をやったと思うんだよね。このアルバムでも地味な曲だし元々そんなに毎回やるような曲でもなかったから、何かそれが妙に印象に残ってて、今聴いても「残像」のイントロで異様にドキッとした。でもそういう個人的な思い出も俯瞰で感じるような、謎に空気感が真空パックされたような変なアルバムでもあると思う。
6月20日(土)
特に何もないかな。昼飯に近所のショッピングモールへ行ったくらい。夕方にふと思い立ちハードシンセを使った多重録音をしてみる。曲はその場で組み立てた即興性の強いもの。
シーケンサーやリズムや幾つかの音色はKORG Gadget3使用なので純粋なマシンライブではないですけどね。結局ベースにDoepferのDark Energy、フリーなノイズにREONのdriftbox R_Limited使っただけか。あと結局同時に録音じゃなく諸々バラバラに重ねた。もうちょっと静かなものをイメージしてたんだけど、結構やかましくなってしまったな。リズムボックス感を強調しようと思ってバスドラ/スネア/ハイハットを同じTrack(KORG Gadget的な意味で)に入れちゃったけど、今まで通りバラバラのTrackにして違うEQかました方が良かったかな。でもこういうことをやっている間は気が紛れる。不安感も低い。まぁ趣味ってそういうもんだよね。そんなわけで今日の1枚はなし。強いて聴いたのを挙げるならばKinksの「The Kinks are the Village Green Preservation Society」。
6月21日(日)
7時ごろに起床。起床と言ったって夜中に何回か起きてしまうのですが。これ疲れるんだよなぁ。寝つきは良いけど起きてしまう。夜中に起きても寝つきは良いのでまた眠れる。この繰り返し。10時半ごろに家を出て新宿ANTINOCKでウルトラめっちゃ凄く良いグループ(以下うめすご)のライブ。ANTINOCKと言えば、僕が若い頃は無断で半径2メートルくらいに近づいただけでぶっ飛ばされそうな人しか出てないライブハウス(偏見)だったけど、今はすっかりアイドルもやってるのね。昔GAUZEの消毒ギグを1回見に行ったことがあるんだよなぁ。20年以上前だと思うけど、その時すでに「客、おじさんばっかりだな」と思った気がする。対バンとか全然覚えてないな。正直今の精神状態で楽しめるかの不安はあったし、前の方ではなく会場中盤で壁にもたれかかって見てるだけにしたけど、それなりに楽しく見られました。今まで毎回映像に残していた「Re: クリームソーダ」が一曲目だったけど、もう良いやと最初は思って撮らずにいたけど、イントロ終りくらいで気を取り直して撮影開始。まぁ殆ど最前列の客の頭が被ってるので公開はしませんが。新メンバー2人も全曲参加で頑張ってました。これからどんどん良くなるんじゃないかとは思う。いつも通りのもも汰突発休みで6人での出演だったけど、それでも人数の多さにはまだ慣れないかな。イベント自体は10分近く押して終了。うめすごとも対バン多いカンロヂのメンバーの生誕ライブだったんだけど、最後の本人の挨拶が「押してるから早く」と急かせられ本当に一言だったのが、やり手の年齢層高めグループであるカンロヂっぽくて面白かった。終演後は物販。きょんしーさんが家庭の都合で途中切り上げで帰るとのことなのでチェキ早めに撮影。物販受付を覚えるために新メンバー二人が受付担当。初々しかったね。

ちなみに撮影は新メンの水色さん。ちゃんと撮れてるね。
時間余ってたら写真も撮りますね、という感じにしてたら帰る5分前くらいにきょんしーさんの手が空いてそうだったので近代麻雀撮影会に向けてのLesson。



ライブハウスの薄暗い中で撮ってるのを明るくしているし、本人があげてる写真がおそらく一番本人理想の感じだと思うので、それを参考に色味に一応は調整を入れてるのだけれども、白くし過ぎなのかなぁ。どうしても写真に奥行きが出ないんだよねぇ。まぁスマホだし、そもそもあんまり考えずにシャッター押してるだけなんだけど。次は前に入れた違うカメラアプリで撮ってみるか。きょんしーさん早退後は新メンバー2人ともチェキ撮った。水色さんは初々しくもちゃんと喋れる子だし、虚末ユコさんはこれまでお互いフロアで見る顔だった話しから、本当にうめすごのことが好きで入った人がいるというのは美しいことだなと実感した。顔見知りの事情通H氏と話しつつ物販を最後まで見届け、煙草を吸おうとしたらそれすらも許されない時間だったので会場を後に。レコード屋でも廻ろうかと思ったけどその元気もなく適当につけ麺食べて、やっぱり一応見るかとブックオフだけちらっと見て帰りました。16時前には帰宅、何だかんだで0時ごろ就寝。
6月22日(月)
調子は悪い。とても悪い。が、仕事はする。まだまだやること多め。就業後、来週に迫ってしまったきょんしーさんが参加する近代麻雀水着祭について過去記事などを見ていて、イベントの流れ自体をようやく把握。これ、もしかして単推しで行くのそうとうしんどいイベントっぽいな。各部数十分の枠の中でモデルさんは数分だけ出てきてそこにカメコが群がるみたいな形かと思っていたら、モデルさんはその撮影枠時間ずっとその辺でポーズしててそこをカメコ達がグルグル回るのね。おー、厳しそうだな。そもそもこの手の撮影会ってのが全く未知の領域だったけど、そういう感じなのか。リアルにサマーランドで推しの水着姿の横で数時間ぼんやりしてるだけの1日になるんだな。まぁ面白いっちゃ面白いんだけど。僕、大丈夫かなぁ。無駄なナゴム魂が青く燃えて余計な気分にならないと良いけど。そんな今日の1枚。
・Freddie &The Dreamers 「Freddie & The Dreamers」 (1963/UK)
メンタル不調の証であるKing Crimsonばかり聴く日々が始まったのですが、そう言えばコロナ禍で話題になったあの夫婦チャンネルまだやってるのかなと見てみたら、1年前にFreddie&The Dreamers「You Were Made For Me」やってた。しかもFripp爺さんも歌ってた。
おそらくだけど、Robert Fripp世代からするとFreddie&The Dreamersって一番嫌われてたであろうバンドなんじゃないかな。ローティーン女子向けのコミカルバンドみたいなの、今も昔もバンドやりたがるような男子には絶対受けないもんね。でも僕は好きですよ。独特の軽いサウンドにロック感皆無のボーカルで、バンド名通りドリーミーなバンドだと思う。これはファーストアルバムで、このバンドにしてはちゃんとバンドっぽい音が聴けるアルバム。Beatles大ブレイクに引っ張られたマージービートブーム(リバプールの人達ではないですが)の早いうちにデビューしたってことは、それなりに実力を持った人達であることを証明してくれるTheマージービートなアルバム。この中でカバーされている「Some Other Guy」「Money(That’s What I Want)」「Kansas City」とかは今だとBeatles関連楽曲みたいな印象が強いけど、単純にその世代(ちなみにボーカルのFreddieさんは1936年生まれで当時既に20代後半なので結構な年長者だった)のバンドの人気曲だったってことなんだと思う。最大のヒット曲である「I'm Telling You Now」は既に出ていたけどアルバムには未収録。シングルが全く入ってないわけでもないけど何故か入ってない。これはFreddie&The Dreamersのアルバムで唯一と言って良いほど何回もCD化されているアルバム(日本盤だけでも3回は出てる)で、今回聴いたのは2016年に他のアルバムと一緒に日本で再発されたもの。ボーナストラック21曲収録。確か一旦発売中止になって2~3年経ってようやく出たと思う。そして他のアルバムのCD化は大快挙だった。その中に「I'm Telling You Now」や上掲「You Were Made For Me」も収録。「You Were Made For Me」がとにかく好きですねぇ。人生のベスト10には入ると思う。ちなみにセカンドアルバムはその曲にかけた「You Were Mad For Me」ってタイトルなんだけど、そちらにも「You Were Made For Me」は未収録。そりゃないぜ。
6月23日(火)
調子わりぃ。が、ここ2~3週間では良い方だった。久しぶりにきっちり晴れてたからかな。勿論気分がスッキリはしないんだけど、割と良い方くらい。今日も就業後にKORG Gadgetを立ち上げて曲を作ってみる。ん、何かちょっと良い感じのものが出来たかも。去年以降意識的にホワイトノイズを含む音をなるべく使わないようにしていたんだけど、今回はちょっと使ってみたら良い感じになった。というか、ホワイトノイズを使うとイージーにそれっぽいものが出来てしまうというのが使わなくなった理由だったんだけど、匙加減が上手くできたのかも。ただ、長い。7分くらいになったのでちょっと削ったり音色を慎重に育てていこうと思う。そんな今日の1枚。
・King Crimson 「Live In Central Park, NYC 1974」 (2000/UK)
所謂第3期King Crimson(戦慄クリムゾン?)のラストであり70年代クリムゾンのラストでもあるライブを収録したアルバム。上掲は最近出た数日前のライブアルバムのボーナストラックとして追加収録されたこの日の音源。2000年にCD化されてるけど今は廃盤かな。地味ながら生真面目なプレイでこの時期を支えたDavid Crossはこの日で脱退(解雇説も根強い)。この後にアルバム「Red」制作をもって解散。正史ではこのライブの数日後に「天啓を受けて」King Crimson解散を決意ってことになってるけど、多分Robert Fripp的にこのライブが最後ってのは決めてたんじゃないかなと思うくらい、Robert Frippのギターが気合とヤケクソ気味が同居してる熱演。David Crossもおそらく最後であることを自覚しているので、割と派手目な演奏。John Wettonの情感たっぷりボーカルと行き過ぎたゴリゴリベース、Bill Brufordのドラムは快調で、リズム隊はいつも通りと言えばいつも通り。ただ、最後だと自覚(おそらく)してる人が2人いるせいか、非常に緊張感が高い演奏です。特にライブ後半「Starless」「The Talking Drum」「Larks' Tongues In Aspic : Part 2」の流れはピリピリしていて凄い。昔心身の不調がピークで当時一人暮らしをしていたけど実家に強制送還(まぁ建て替えたとか他の理由もあるのですが)となった頃にこの時期のKing Crimsonをよく聴いていたというか、それしか聴いてなかったんですよね。その頃を思い出すから意識して聴かないようにしてたんですが、久しぶりにメンタル不調がかなり底の方まで見えてきたせいか、また聴きたくなりました。何度聴いても凄い。久しぶりに聴いて最初は「あれ?こんなに音こもってたっけ?」と思ったんですが、すぐに音質が気にならなくなるくらい充実した内容です。多分しばらくよく聴く。
6月24日(水)
調子わりぃ。うーん、本当に何をしていても気が重い。不安感が凄い。夜の寝つきも悪くなってきた。良くないねぇ。困った。とりあえず6月は様子見するけど、7月入ってもこの調子だったら本格的に病院を考えよう。就業後近所のショッピングモールへ食事へ行くも気は晴れず、イライラしてしまう。帰宅後に昨日作った曲のトリートメント。長さを5分ちょっとにできた。一応今後作る曲は長くても4分と決めたんだけど、今回は良いや。あと、ここ最近作った2曲のデータを保存し忘れていて消え失せたことに気付く。WAVEファイルしか残ってない。まぁ外に出すような感じでもないから別に良いか。そんな今日の1枚。
・The Kinks 「Everybody's in Show-Biz」 (1972/UK)
Kinksの米国憧憬期ラストとなる72年の傑作。新作アルバムとライブの2枚組。元はライブは映像作品になる予定だったらしく、上掲YouTubeはその素材を使ってるのかな。多分近年編集されたものだと思う。Dave Daviesが殆ど映らないのもなかなか…ですが。「The Kinks are the Village Green Preservation Society」で確立したフォーキーでアーシーな路線はこのアルバムのスタジオ編で一旦一区切りじゃないかな。ただ、それだけじゃないロックンロールな面もあるけど、70年代初めらしいちょっとノスタルジックな味わいで演奏されてると思う。この後は問題作「Preservation」シリーズだけど、ブラスとコーラスを前面に出したサウンドはもっと華やかになってくる。曲はやはり上掲「Celluloid Heroes」が突出して良い(ただ、大げさだと思うし、この大げささも狙って作ってると思う)けど、他も佳曲揃い。「Here Comes Yet Another Day」「Supersonic Rocket Ship」なんかはこの時期のKinksならでは名曲じゃないかな。ライブ編は、正式にロック一座化する前だけどブラスを交えて当時の近作からの曲が中心。「You Really Got Me」も「All Day and All Of The Night」もなく、所謂ヒット曲は「Lola」が客に合唱させてる部分だけ、というのも面白いというか野心的。多分実際のライブでは「You Really Got Me」や「All Day and All Of The Night」はやってると思うんだけどねぇ。CDのボーナストラックやLegacy Editionに「'Til The End of the Day」「Sunny Afternoon」は入ってる。そんな感じで地味目なライブ盤にも感じるけど、スタジオ編と違和感なく繋がって聴こえるから選曲的にもこれが正解なんだろうなぁ。
