26年6月4日~10日の日記
6月4日(木)
仕事は何かと忙しかったかも。想定外の作業がぽつぽつと発生するとどうしてもね。僕、結構ちゃんと計画立てて仕事する方なんで。突発対応が起きてもできるバッファは持ちつつも。就業後はぼんやり過ごす。部屋の温度が上手く設定できなくてねぇ。身体が重くなってしまう。そんな今日の1枚。
・The Kinks 「The Kinks are the Village Green Preservation Society」 (1968/UK)
タイトル長いなぁ。Kinksのライブ盤を含めて7枚目のアルバム。バンドとしての代表作に挙がることもある名作。初期のビートバンドから徐々にこのアルバムの穏やかでフォーキーな路線に変遷して、数年その路線で行くかと思いきや途中でブラス隊も正規メンバー扱いとなり、更にコーラス隊を加えて総勢14人の一座化した芝居コンセプトアルバムを続けた後にまた徐々にロック度を高めて最終的には80年代の親父ビートロック路線に辿り着いたKinksの歴史で、僕は最高傑作にしても良いかなと思う。異色作でもあるかな。よく68年という時代に背を向けた…みたいな評はあるけど、このアルバムは割と大量にメロトロンが使われてたり、音処理にはサイケな風味が感じられなくもないと思うし、このサイケフォークロックテイストは後世への影響も大きいと思う。発売形態が二転三転して不完全な状態のままで発売されてしまった国があったり、プロモーションもそんなにされなかったりで当時派手に売れる事はなかったけど、実際の中身も派手に売れる事はなさそうだな、という雰囲気。でもこのアルバムのどこかには絶対誰しもの心に引っかかるようなメロディや歌詞が含まれてると思います。名盤ってそういうもんじゃないですかね?Ray Davis的にはソロアルバムに近い構想を持ちつつも、バンドサウンドはこれ以前にもこれ以降にもない不思議な一体感がある。美しさの極致みたいな「Village Green」や、この路線のKinksを決定付けたようなタイトル曲、小粋でポップな「Picture Book」、あの人の芸名の由来となった「Johnny Thunder」など曲もどれも良い。紛れもない名盤であることはさっきも書いたけど、アルバム後半にちょっと息切れしてしまう感じがするのもKinksらしいと思う。アルバムとしては久しぶりに聴いたけど、3枚組デラックスエディションを一気に聴いてしまうくらい良いです。僕は元々こういうのが好きなんですよ。いやほんとに。
6月5日(金)
通常の金曜って感じかな。久しぶりに日中の不安感が強く、就業後にやろうと思ってたことが全然できなかった。今日は早く寝てしまおうと思う。そんな今日の1枚。
・Don Randi Trio+ 「Revolver Jazz」 (1966/US)
先週聴いた「Rubber Soul Jazz」の続編的な「Revolver Jazz」。前作は違う名前だったけどこちらは正々堂々Don Randiの名前を冠した作品。内容的にもジャズ度は高いかな。アレンジ具合もこちらの方が強くて、ラウンジジャズって感じかねぇ。そしてこれも選曲はアメリカ仕様「Revolver」なので純粋なJohn Lennon曲は「She Said She Said」と「Tomorrow Never Knows」しか入ってない。オリジナルよりラーガ度合いを高めてる「Tomorrow Never Knows」や、しっかりあのベースラインを使ってる「Taxman」とかも面白けど、おそらく生涯最初の曲作りピークを迎えていたPaul曲がメロディの良さを実感させて良い。白眉というか好きなのは「For No One」かな。週末の夜にぼんやり流して聴くのに最適…よりは結構強めな作品かも。「Rubber Soul Jazz」よりはこっちの方が好きですね。
6月6日(土)
なかなか起きられずビビった。目は覚めてるんだけどねぇ。久しぶりの感覚だったかも。何とか起き上がり11時半ごろに家を出て渋谷へ。渋谷近未来会館でウルトラめっちゃ凄く良いグループ(以下うめすご)のライブ。宮益坂の方にある渋谷近未来会館は初めて行くので、事前に場所は確認していたのですが、ぼんやりと電車に乗っていたのか無意識にセンター街の方に降りてしまい、何の疑問も持たずにセンター街の喫煙所で煙草を吸ってる時に「あれ?」と気付いて慌てて宮益坂の方へ移動。我々の世代的に渋谷で「会館」といえば「ちとせ会館」(昔うんざりするほど居酒屋が入ってたビル)ですからね。自然と「渋谷+会館=ちとせ」って頭になってたようです。焦るような時間でもなかったので余裕で行きましたが。今日は元々4人編成で出演の予定が体調不良者が続いてきょんしーさんと空木もも汰さんの2人編成に。

昨年6月のもも汰加入以降も、きょんしーさんはそれぞれ他のメンバーとの2人体制を経験してきましたが、新メンバー加入直前のタイミングで遂にもも汰との2人体制が実現。ギリギリでコンプリート達成おめでとうございます。まぁどの場合も望んで2人でやったわけではないのが多いとは思うのですが。でも快挙だと思うなぁ。

冷静に2人体制に対処してました

多分パートナーがきょんしーさんという安心感はあったとは思いますが
それでももも汰は頑張りました
イベント自体、明らかにうめすごが浮いているラウドロック系アイドルのイベントで、イベント自体の最初から最後までいなくても致死量に近い若い女性のデス声を浴びた感じがします。ライブアイドル界に蔓延るデス声文化って何なんだろうなぁ。そんなにみんな若い女の子のデス声聴きたいんですかね?そんな中で曲的にラウドってわけでもないうめすご、しかもおそらく最初で最後の組み合わせの2人体制、フロアもコールを先導したりする人が不在の状況という、元々とんでもなくアウェーなのに神様は幾つ試練を与えるの?って感じではありました。でも何か面白かったなぁ。ヤケクソになるわけでもなく割と淡々と、イベントの方向性に合わせたような曲で進行しつつ、絶妙にエモっぽいスローな曲をセトリに組み込んだりして上手いこと25分間を埋めてました。


後半過去最高の顔の赤さ(熱演の証)だったのを俺は見逃さないぜ
フロアの自由さもあって、僕も久しぶりにMick Karnスタイルで鑑賞しました。もも汰曰く「オタクは機敏な動きをしてるから実際より若く見えるのを保ってる」。良い言葉です。昨日よりも若く。Younger Than Yesterdayですよ。そんなわけでライブ後ちょっと開けての物販。


物販と並行して行われていたのが先月も見たディアブルボアさん。最初から最後まで見られたわけじゃないですが、今日も優しさに包まれることができました。うめすご物販後は会場を後にしてタワレコへ。今日も海外の方ばかりの店内で、普段だったらあまり見ないセール品コーナーを見ていたら「あれ?これさすがに安すぎでは?」ってレコードを見かけたので救出。その後ディスクユニオンでも行こうかと歩いていたら、勤め先がレインボープライドに絡めたイベントをやっていたので覗いるのを発見。「へーっ」と思い覗いてみたら同じ部署の人とかいたのであいさつ程度を。賑わってて良かったねぇ、って感じです。その後何件かレコード屋を回って18時半頃に帰宅。色々やって24時ごろ就寝。
6月7日(日)
8時ごろ起床。日中はずっと秘かに進めている作業を行う。ちょうど良いタイミングなので次の金曜くらいには公開しようかと思う。昼寝をしたりして18時前くらいに神田へ。渦中の神田スペースキューブにてうめすごのライブ。雨降ってて傘を開いたら、桜の花びらが付いててびっくりした。

いかに普段外に出ないかという証明になってしまい、我ながら苦笑してしまいました。そんな感じで神田へ。神田スペースキューブ、先週突然今月いっぱいで、移転の可能性を残しつつ閉鎖が発表され界隈がひっくり返りました。閉鎖のゴタゴタの余波なのか、いつも以上に今日の詳細が出るのが遅く、タイテなど出たのが金曜の夜。うーむ。正式に閉鎖確定という発表が今日ありました。というかこの前の発表はまだ本決まりではなかったん?って気もするけど。というわけでおそらく最後になると思う神田スペースキューブでうめすごライブ開始。






空調関係も決して良くはないスペースキューブ、客席の埋まり具合が割とスカッとしていてもとにかく暑いです。メンバーも暑そうでした。そしてその暑さにより、弥が上にも熱いライブになります。思えばスペースキューブで見るうめすごは毎回良い雰囲気だった気がします。ホーム感はないのですが、スペースキューブの良さであるユルユルなムードがうめすごが持つフリーキーさマッチしてたんじゃないかな。ステージの上も下も自由過ぎるけど節度というかある一定の秩序が保たれた、つまり非常に理想的な環境でのライブが多くできるライブ会場だったんだな、と思いながら見てました。


そして手首にはセトリが

撮影会に向けて身体を順調に絞ってますね

物販も途中退場となり心配です

衣装が不調でヒヤヒヤする場面も
次の日曜の主催ライブで新メンバー加入が予告され、次回(水曜)のライブは不破さんが事前休なのでこの5人でのライブは今回が最後ですね。そして、今回の衣装が5人分しか用意がないということで新メンバー加入するとしばらく見る機会がないとのこと。それはちょっと寂しいかな。この衣装が一番うめすごっぽいと思うんですよね。バージョンアップして見られる機会を楽しみにしてます。最後の曲ではお客さん代表がステージに上げられそのままほぼ1曲メンバーと共にやりきるという。本人たちにもこの5人ラスト(しかもラストの曲)という感慨もゼロなんだろうなぁ。まぁそこがうめすごのノンブルースな証なのですが。良く言えば前向き、ですかね。そんな感じでライブは怒涛の勢いと程良いダラダラという、スペースキューブでしかできない(許されない?)感じで無事終了。終演後に物販。きょんしーさんと不破さんが用事があるということで30分だけ参加。

時間がちょっとありそうだったのでこの前他の方がやっていて「その手があったか!」と思った1分写メというのを買ってみました。7月の大型撮影会に向けて僕も人を撮るのを慣れておかなくてはならないですからね。



しかし人を撮るのは難しいですね。映像の方がまだ上手く撮れそうな気がする。あとこの4枚、明るさとかコントラストとかいじってみました。ご本人が写真を加工するのは全然良いのですが、単なるファンである自分が輪郭とかいじるのは気が引けちゃうんだよなぁ。今後も撮影会までライブの度に物販の状況見て1分写メ続けよう。物販終了後もダラダラと飲み続け、結局帰宅したのが24時過ぎでしたかね。2時ごろ就寝。
6月8日(月)
週明け。今日はあらかじめやらねばならない仕事が山積みだったので比較的忙しく過ごす。就業後クリーニング屋へ行ったりしたけど、ごくごく普通の月曜日。明日久しぶりの出社なので早寝しないと、そんな今日の1枚。
・よしだたくろう 「たくろうオン・ステージ第二集」 (1972/JAN)
吉田拓郎(当時よしだたくろう)が71年8月に3日間にわたり行った渋谷ジャンジャンでのライブを収録したアルバム。デビューしたエレックレコードから抜け出しCBSソニーに移籍しヒットを連発した吉田拓郎、去られたエレックが本人に伝えず手持ちの音源から勝手に出したため、本人側からクレームが入り生産停止となったことで有名。なんだけど、実際はそれ以降も売られていて(エレックとはそういう会社だったのだ)累計10万枚くらい売れたという話もあるし、何故かカセットバージョンはクレームを入れたCBSソニーから発売されてたりするのも謎。なので「幻の」という冠は付きがちだけど10万枚も売れれば中古市場ではゴロゴロとあるアルバム。三桁円で余裕で買えます。とはいえ、先日タワレコで300円は安すぎるんじゃないの?と思い買いました。今後復刻も多分されないだろうし。エレックから出たベストアルバムのCD化、という形でこの中の数曲はCD化はされてる(盤起こし疑惑はあり)。正に上り調子、大ブレイク寸前の時期のライブなので内容的には悪いわけはないのです。吉田拓郎の所謂代表曲みたいなのは入っていないし、「こんなこともやってたんだ!」と思う朗読とかあるけど、シンプル過ぎるのが逆に最高な「恋の歌」収録なのがポイントかな。あと「人間なんて」で下剋上を果たした第3回フォーク・ジャンボリー直後(数日後レベル)の録音なのもポイント。MCでも少し話しているし、D面は六文銭(クレジットなしなのもまた、エレックとはそういう会社なんだなぁと思う)を加えてフォーク・ジャンボリーの再現となる「人間なんて」が20分入ってる。全体的な印象として、当時の他のフォーク勢には皆無な今でいう「J-POP感」を持っていることを証明するフォークソングで、安心して聴けます。変にプレミア価格じゃなく発見出来たら買って損はないと思います。
6月9日(火)
久しぶり、3ヵ月ぶりとかかな?に出社して仕事。また事業内容を説明しなくてはならない会が設定されたので、対面の方が良いなと思い出社しました。午前中は殆どそれだったかな。今回は僕が説明しつつもちゃんとフォローしてくれる人がいたので気楽なもんです。久々の出社の感慨は特になし。とはいえ、さすがに在宅でやるより通勤がある分だけ程良く疲れるので、出社も悪くなしとは思いました。毎回そう思いはするんですけどね。実行に移さないだけで。そんな今日の1枚。
・Music Revelation Ensemble 「No Wave」 (1980/US(GER))
ジャズ系ギタリストJames Blood Ulmerが亡くなられたとのこと。1940年生まれということはJohn Lennonとかと同い年か。ファンクっぽさも持ちつつ「ジャズ界のジミヘン」とも称されるロックなテイストも含む独創的なギターを聴かせるJames Blood Ulmerさん、Ornette Coleman門下生としてフリージャズの流れを汲む「ハーモロディクス理論」(この動画がわかりやすく説明されてると思います)を引っ提げ、ロック界にも殴り込みというか当時のポストパンク勢からラブコールを受けて1980年にはRough Tradeから「Are You Glad To Be In America?」をリリース。だけど今日聴いたのは同年リリースの、リーダーバンド名義のそのものずばり「No Wave」というアルバム。ドイツのレーベルからリリースされたものらしい。これを聴くと、逆に「Are You Glad To Be In America?」はロック層向けにかなり意識して作られたんだろうなと思わざるを得ない、フリーでジャズなんだけど、だからこそ当時のPost Punkに直結した音になってるアルバム。これは本当にタイトルに偽りなしの「No Wave」だと思いますねぇ。フリージャズの影響を多く含んだバンドがPost Punk期に米国からもヨーロッパからも出てきたのですが、その辺のバンドが本当に出したかった音をいとも簡単にさらっと出してるのがこのアルバムかな。多分James Blood Ulmerさん的にはジャズ畑のアルバムとして作ったんじゃないかと思うんだけど、充分にPost PunkでNo Waveです。そっち方面の人が聴いて損はないです。これ、多分ちゃんと探せばそんなに珍しい盤ではないんだろうけど、前の仕事の出張で京都に行った時にぶらっと入ったお店でかなり安く買えた記憶がある。またたまには京都でも行きたいですね。と、James Blood Ulmaerさんとは全く関係ない感慨を持ったところでこの辺で。
6月10日(水)
仕事は淡々と。山もなく谷もなく。就業後は渋谷La.mamaへうめすごのライブへ。レジェンドこと小日向由衣さん主催のライブ。La.mamaは久しぶりです。記憶が曖昧ですが、おそらく20年前くらいにオナニーマシーンの「ティッシュタイム」に行ってた頃以来ではないでしょうか。その前の2000年前後はLa.mamaでヒカシューをよく見ましたね。ちょうどこの映像の頃のメンバー。個人的には実際によく見た、ってのもあり一番思い入れの深いメンバー構成。
トルステン・ラッシュはいないことが結構あった記憶があるんだよなぁ。あと当時のサックスの野本さんが日によって色んな面の波があって、何とも言えない時間が流れることもあった。ドラムの新井田さんは渋いおじさんでカッコ良かった。キーボードの吉森さんも職人っぽくて良かった。ただ、この時代はバンドとしてはリリースがなく「空白期」「転換期」だったと振り返られてる。
「鯉とガスパチョ」、確かにあの頃よくやってたもんなぁ。そんなわけでLa.mamaと言うと思い浮かぶのは巻上さんかイノマーの顔だったりする。今日のうめすごは出番トップ。平日の19時の割にはお客さんちゃんと入ってる感じしたなぁ。そして今日も事前休1人病欠2人で2人体制。



メンバー増員前ラスト(一応メンバー増員の日に本編とは別に10分枠で5人でやるようですが)のライブ、何か二人ともえらくお疲れの様子でしたがトップで盛り上げるべく奮闘していました。La.mamaは横に長いし花道もあるから自由度も高いですからね。最近の中ではタテ乗り度の高いセトリでした。

でもこれは綺麗な横顔なんで載せちゃう



そんなわけでラストはみんな大好き「Re: クリームソーダ」でした。何となく今日のラストはこの曲やるような気がしてました。でも時間を気にしてなかったのでイントロの録画失敗。
うめすごはトップだったので、その後の演者さんも様々に楽しみました。トリは主催の小日向由衣さん率いる組織-kohinatayui band-。そちらのライブでも当然披露されたこの曲、良いですね。MVは今日も出演していた惑星通信社(というかSAKA-SAMAですね)の芳賀えりこさんと夢野くるさんが出演。
この曲の背景とかも踏まえてこのMV見るとグッときますねぇ。何度も見てしまいます。そんなわけでライブ全体はタイテから30分押しで終了。物販短くなるかな、と思ったら普通に1時間やってましたね。

順調に痩せているの、ちゃんと気付いてますよ
何故ならいつも穴が開くほど見てるから(怖い)
チェキ撮影が埋まってたり物販時間が短かったらしょうがないかなと思ってましたが、今日もチャンスがあったので1分写メ券を購入し7月の大型撮影会に向けての撮影練習に付き合ってもらいました。


これはちょっとピントが甘かったかな

今日も結局は「被写体が良い」というだけの写真しか撮れず申し訳なく思いますね。ということで会場出たのが23時頃でしたかね。奇跡的な乗換タイミングで、23時40分ごろには帰宅。1時ごろ就寝。
