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波と砂 |140文字小説


浮かれた昼の余韻が残る砂浜の熱が海を生ぬるく保ち、寄せる波と砂が同化した温度ほど、夏を不安にさせるものはない。

私は、波打ち際で足先を砂に埋めて指を静かに動かす。

波の音が私の耳に届かないのは、
彼があの子と楽しそうに花火をしているから。

波がさらう砂が足の指からこぼれる。

私の気持ちと共に。







この作品は、140文字小説で、#シロクマ文芸部の企画(今週のお題は #波の音 )に参加させていただきました。




最後まで、おつき合いいただきありがとうございました。
皆様、良い夜を。




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