【エッセイ】物語が作れない
創作をする人は、世界を「創作の眼差しとアンテナで見る」と聞いたことがあります。
それってどういうことかな、と考えてみました。
ーー
考えてみようとしたんですけど。ぷすん。
この時点で燃え尽きております。
私にとって、小説を書くことは「作る」ことです。
世界の再創造ともいえます。
この世の中には不条理がたくさんある。自分の力や努力で叶わないこと。
頑張っている他者が悲しい目にあうこと。
お互いに思い合っている二人が破綻すること。
良かれと思っての暴走。
優しさという名の押し付け。
逆に、放置に見せた優しさ。
時が経ってからじわじわと悟る真意。
不可逆の時間。不可塑な関係。
ハッピーエンドを作りたい、というよりも、この揺らぐ世界にアンカーを打つつもりで「フィクション」を作ってきました。
でも、それってどうしても私の場合は「加工」なんですよね。
だから一次感情、世界をそのままに見たものを描きたくて、最近「詩作」をしています。
詩もフィクションです。実体験じゃない。話者がいる。
ただ、創作の時にユーモアかメタに振り切ってしまう自分、常に結論に留保を入れてしまう自分を今一度原感情に戻したくて詩を書いてみました。
結果。わかったような、わからんような。
私にとっての創作の眼差しとは、わからんものを「わかったかも」と言葉にできる刹那にだけ宿るのかもしれません。
早く、物語に戻りたいな。
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