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ショパン「ポロネーズ第2番」英雄じゃない人たちのポロネーズ:ステファンスカ

作曲者:ショパン
曲名 :ポロネーズ第2番 変ホ短調 Op.26-2
演奏者:ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ
リズム:★★★★☆
旋律 :★★★★☆
構造 :★★★☆☆
満足感:★★★★☆

ステファンスカの2番のポロネーズだけども、
英雄ポロネーズにはない味があるから紹介してみようと思う。

Polonaise in E-Flat minor, Op. 26 No. 2

ポロネーズの2番は、綺麗なだけじゃなく色んな人が色んな気持ちを持ちながらも前に進もうという行進曲だ。
そこを踏まえて聴くと、聴いた後の理解力も満足度も違って聴こえると思う。
そこが同じポロネーズでも英雄や軍隊ポロネーズとは違うところだと思う。
英雄や軍隊が本物の軍隊なら、2番のこの曲は寄せ集めの私兵の行進曲くらいに違いがある。良くある軍隊映画で徴兵されてきた新兵たちが愚痴り合うような状況だと思えばいい。そんな正規兵じゃない者たちの心の揺れが行進曲に入ってるそんな感じの曲だ。

この曲の聴きどころは、ステファンスカの演奏の前へ進む時の推進力の気持ちよさと、前になかなか進めないもどかしさ。そして兵隊たちの感情の揺れ動きをまとめた時の表現が聴きどころだと思う。


ステファンスカのポロネーズはとてもいい。
正直言ってワルツのほうはそんなに得意じゃなかったっぽいんだけども、
ポロネーズとなると、今でも普通に通用するよねってくらいには上手い。
まあステファンスカだってショパンコンクールの優勝者だから、そりゃ上手いのは間違いない。音的にはステファンスカとスメンジャンカは師匠が一部被るからか低音の鳴らし方と揺らし方が似てる。だけどステファンスカはスメンジャンカよりもリズムやその構造にゆとりがあるからゆったりとした演奏になる。その辺は専門性が違ってていいんじゃないかと思う。

昔じゃ考えられなかったけどノイズのないステファンスカの音源をこんなに綺麗になって聴けるとは思って居なかった。そこはスメンジャンカの音源も同じなんだけども、とても1950年代の音源には聴こえない。凄い技術だよね。





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