プロコフィエフ「ピアノソナタ第1番」打鍵の押し込みでリズムを変えている。イェフィム・ブロンフマン
作曲者:プロコフィエフ
曲名 :ピアノソナタ第1番ヘ短調 Op.1
演奏者:イェフィム・ブロンフマン
スクリャービンの音源を探してたらこの音源を見つけて、
軽い気持ちで聴いてみたんだけども、
想像以上にこの人は弾けてて驚いた。
Sonata for Piano No. 1 in F minor, Op. 1: Allegro
ブロンフマンの演奏を聴いてると、
まるでラフマニノフの演奏でも聴いているような感じがしてくる。
この人の打鍵はラフマニノフほどの強さは感じない。だけど同じように柔らかく丁寧でそして重量を感じる。そしてジャストなリズムと少し遅いゆったりとしたリズムを混ぜている。このリズムの違いは打鍵での押し込みの差で微妙につけてるんじゃないか。そういうところがラフマニと似てると私が感じる要因かなと思う。こういう打鍵での差をつける感じって同じロシア系のネイガウスの教え子のリヒテルやギレリスからは感じたことが無いから流派の違いなのかもしれない。
プロコフィエフのこの曲を改めて聴くと演奏は旋律を重視してるけども、リズムにジャズでも聴いているような何かを感じる。これって演奏者がもっと縦軸のリズムを優先して弾けばかなりそれっぽい曲になるんじゃないだろうか。この前衛的な感じはハマる人にはハマるだろうし、今でいうボルコムの曲にも通じるものを感じる。
私は旧ソ連系のピアニストが好きだけど、だからといってプロコフィエフやスクリャービンといった東側の作曲者の曲を好きに聴けていたわけじゃない。旧東側の作曲者のピアノソロ曲を演奏してる音源って意外と少ないのだ。そこはオーケストラの音源とかのほうが恵まれてると思う。
旧ソ連系のピアニストでさえも西側の作曲者の曲で音源を作ることが多いことから、東側の作曲者は不遇だなと思う。
