見出し画像

シューベルト「ピアノソナタ第14番」滅多にない名演になってる。ラドゥ・ルプ

作曲者:シューベルト
曲名 :ピアノソナタ第14番 第3楽章
演奏者:ラドゥ・ルプ

このルプの演奏を聴いてちょっと待てと思う人が居るかもしれない。
少なくとも私はそうだった。ピアノの鳴りが違うのだ。

いつも私はルプの演奏は参考にはするけども選ばない。
好みじゃないと言えばそれまでだけど、そこまでのものを感じていなかった。でもこの演奏は違う。


Schubert: Piano Sonata No. 14 in A Minor, D. 784: III. Allegro vivace

他の演奏と比べてもルプのこの演奏は圧倒してくるのだ。
まるでベートーヴェンを調子良く弾いてるギレリスでも居るかのようだ。
完璧に構造が設計されているからこういう演奏ができるのだろう。

同じ演奏者で同じ曲でも当たり外れはある。
それが名演が生まれるかの条件だろうと思う。

ルプの場合はこの録音は明らかに通常とは違う。
ピアノが限界まで鳴ってる。
この音源をちょっとでもいじるとこの素晴らしさが無くなる感じがする。
2010年の発売の同じ音源ではこの感じが薄くなるように思うのだ。
発売日が新しいからと言ってリマスターされたからと言って良い音になっているとは限らないのだ。実際に聴いてみてどう感じるかが大事だと思う。

そしてこのピアノの鳴りから言っても、このピアノ自体もかなり良いものだろう。音が限界まで出てる感じがする。良い機材に良い演奏が揃って初めてこのような演奏が生まれるのではないだろうか。



いいなと思ったら応援しよう!