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ベートーヴェン「2つのロンドOp.51:第1曲」フレーズを大事にしてる人も結構居るよね:アルフレート・ブレンデル


作曲者:ベートーヴェン
曲名 :2つのロンド Op.51 第1曲
演奏者:アルフレート・ブレンデル
リズム:★★★★☆
旋律 :★★★★☆
構造 :★★★★☆
満足感:★★★★★

ブレンデルのとてもいい演奏なんだけど、
ちょっとした問題というか疑問があった。
それを含めて紹介してみようと思う。


Beethoven: Rondo in C Major, Op. 51, No. 1

この演奏はいい演奏なんだけど、わずかに音がスムーズに流れずに引っかかる感じがする。なんでこういう演奏になるのかを考えてみた。

モーツァルトやハイドンの匂いのするこの曲をブレンデルはモーツァルトぽく弾かない。こういう事は以前にもあってバッハの演奏でもブレンデルは音がスムーズに流れない演奏をしていて疑問になったのを思い出した。
いい機会なので、それがなぜなのかを考えてみようと思う。

まずブレンデルと言えばモーツァルトの演奏も得意な人だけども、モーツアルトの演奏では、それほど音が引っかかるような演奏はしていない。

だけど、ブレンデルが何を優先しているのかを考えてみるとフレーズじゃないかと思う。ブレンデルは旋律が美しいってよりもフレーズが美しいタイプのピアニストだ。フレーズを余り重視しない人も居るけど、ケンプやリヒテルのようにフレーズを大事にするタイプのピアニストも居る。
フレーズを重視するタイプは旋律を歌わせることを重視するよりも、構造を重視するタイプに多いように思う。フレーズとリズムって密接に繋がってて構造に関係してくると思うからだ。

この曲を改めて良く聴いてみると、フレーズを大事にしているのが良くわかる。一つ一つのフレーズの区切りをきちんとしているから、その分だけ少し
音の流れに引っかかりとして影響が出ているのではないか。
この演奏でもモーツアルト的に音がどれだけ綺麗に流れるかよりもフレーズごとの美しさ中心に聴いてみるとブレンデルのこの曲で表現したかった事が良くわかるように思う。

わかりやすく書けたかはわからないけども、
なぜブレンデルがこの曲をモーツァルトのようには弾かないのか、
その理由が少し見えてきた気がする。
結局は、音が綺麗に流れることを優先するのか、それともフレーズを美しく見せるのかの違いなんだと思う。
この問題は好みの問題もあるんだろうけど、どちらを優先させるのかは昔から存在してた問題だったんじゃないだろうか。


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