見出し画像

ベートーヴェンのピアノソナタ第8番を聴くならどのピアニストですか?私はエミール・ギレリスです。

ベートーヴェンのピアノソナタ第8番Op.13 
これは沢山のピアニストたちに演奏されてきました。
多くの名演も生まれているでしょう。
そんな中で、あなたはどのピアニストの第8の演奏を聴きますか?

私はこの曲と言えばエミール・ギレリスです。
鋼鉄のギレリスと呼ばれるだけあって曲の最初からインパクト抜群の力強い演奏から入ります。圧倒されるような力強さです。
ですが、流石ギレリスです。優しさも入れた力強さになっています。

このころはまだ演奏の限界を手探りでやっていた時代でもあって、
一歩間違うと暴力的な演奏に聴こえてしまうこともあるのですが、
ギレリスの演奏はそんな事はなく、目を引く力強さと共に限りない優しさが共存しています。
ギレリスの凄さは録音の音源なのに、ギレリスの演奏だけはいつ聴いても同じ満足感が得られるという不思議な現象が起こります。
それは演奏の完成度が異常に高いことが原因ではないでしょうか。
この安定した圧倒的な演奏の完成度こそ、ギレリスが特別な存在である理由なのではないかと私は思います。

リヒテルと共に今でも旧ソ連出身の2巨頭がギレリスだと思います。

個人的には1968年のモスクワでの演奏の音源がお勧めですが、
今回は悲愴の第2楽章だけ紹介します。




いいなと思ったら応援しよう!