マリヤ・グリンベルグという伝説のピアニスト : 私が衝撃を受けたその演奏
youtubeを見ていたらちょっと驚いたことがあったんです。
それは以前は幻の音源と言われていたこともある、
マリヤ・グリンベルグの音源が全曲集みたいにトピックになってたのを見つけたんです。
驚きました。872曲もの壮大なトピックなんです。
マリヤ・グリンベルグはソ連のピアニストです。
不遇の扱いを受けていたこともあって知る人ぞ知る感じの
ピアニストなんですが、腕は超一流と言って良いものがあります。
20世紀屈指のピアニストとされ、
再評価が進んでいるピアニストでもあるそうです。
私がグリンベルグの演奏で、これはと思うのはそのリズムの良さです。
これほどの安定したリズムは、なかなか聴けるものではありません。
この曲を初めて聴いたときの衝撃を今でも覚えています。
録音の音質の問題でわかりにくいところもあるとは思います。
当時の録音環境が余り良くなかったこともあって、グリンベルグの演奏技術が良くわかる音源かと言われると、そうでもないかもしれません。
安定感がないように聴こえてしまう部分もあるかもしれません。
ですが私はグリンベルグと言えば、この曲を代表曲だと思って、ずっとずっと大事に聴いてきました。
この驚くほどのリズムと、そして音の粒立ちの良さ。
これは本気の時のスヴャトスラフ・リヒテルに並ぶんじゃないか。
そう思いながら、今まで聴いてきました。
グリンベルグの再評価が進んでいるということでしたが、
AIが進化すればこういう音源も上手に調整して、正確な音に戻してくれるのかなと期待しているんです。
そうすればグリンベルグの演奏がどれだけ凄かったのかが良くわかると思います。
まあ、私はこれからも変わらず、この曲を大事に聴いていくと思います。
Beethoven:Rondo a Capriccio "失くした小銭への怒り", Op. 129
