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ラヴェル「クープランの墓:トッカータ」気持ちを持ち上げてくれる曲:ジャン=フィリップ・コラール

作曲者:ラヴェル
曲名 :クープランの墓 第6曲「トッカータ」
演奏者:ジャン=フィリップ・コラール

ラヴェルも人気のある曲はもうだいぶ取り上げたけども、
まだクープランの墓をやっていなかったので紹介しようと思う。

Le Tombeau de Couperin, M. 68: VI. Toccata

クープランの墓は特殊だ。
亡くなったクープランを悼む曲なんだけども、
クープランは200年も前に亡くなってる人で何で今更という感じがする。そこは悲惨なその時代に戦争で亡くなった友人たちを悲しんだのだろうか。

この曲の構造がどうなってるかというと、
立体的な表現とかは使われておらず。
泣きそうになっている、或いは悲しんでる自分の心を励ますような、
つまり精神面に作用する曲になるからジムノペディ的だと言える。

この演奏を聴いてもちょっと分かり難いかもしれないけども、この曲は落ち込みそうになる心を奮い立たせてなんとか感情を維持させるように作られている。この曲は聴いてるほうも集中して曲の波に乗るような感じで聴くと、曲に入り込めるというか作用が感じられるようになると思う。
一音一音を大事に聴きこぼさない感じで集中して聴けばその効果を感じられるようになると思う。ただ聴きすぎると慣れて効果が薄くなるのはあると思うから注意してほしい。

演奏の場合では聴いてる者の感情を途切れることなく維持させられるかどうかが大事で、色んな演奏を聴いてみたけども、コラールのこの演奏が一番私には分かりやすかった。
リズムで精神面を支えながら旋律で気持ちを持ち上げるように演奏している。そういうのはドビュッシーのRêverieでも似た構造だけども、精神面への影響する曲の作りはサティから印象派へと大きな影響を与えているなと思う。

使い方さえ間違えなければジムノペディにしてもこの曲にしても、聴いている人の気持ちを持ち上げる或いは安定させる効果があって、とても良い曲のジャンルなのではないだろうか。ただ曲に入り込めるかは人によるとは思う。集中力が一番大事だ。



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