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ドビュッシー「版画:グラナダの夕べ」同じ表現方法を使うと似てくるよね:ラファウ・ブレハッチ

作曲者:ドビュッシー
曲名 :版画:グラナダの夕べ:Soirée dans Grenade
演奏者:ラファウ・ブレハッチ
リズム:★★★★☆
旋律 :★★★★☆
構造 :★★★★☆
満足感:★★★★★

ドビュッシーの「グラナダの夕べ」を聴いていて
気づくことがあったから、そこを中心に紹介してみようと思う。

ドビュッシー:版画:「グラナダの夕べ」

アルベニス:イベリア:「エルプエルト」

演奏を2つ用意したのには訳がある。
以下を読んで見てから参考に聴き比べてみて欲しい。

ドビュッシーの「グラナダの夕べ」を聴くと夕方の感じに続いてスペインのグラナダという地域が立体的に表現されている。
この曲を聴いて気になったのは、この曲を聴くとアルベニスの「イベリア」という曲集を思い出すことだ。どの曲がというわけでもないけども、リズムがスペインの民族調に感じられるからだろうか。

変だなと思って調べてみると、どうもアルベニスのほうがこの「グラナダの夕べ」という曲に影響を受けて「イベリア」という曲集を制作したらしいということが分かった。
つまりこの「グラナダの夕べ」という曲は、アルベニスの傑作とも言える「イベリア」に影響を与えているから、どこか似ているなと思えたのだ。

特に思うのは「夕べ」という時間的な感覚の表現よりも「グラナダ」という地域を立体的に表現する部分と「イベリア」の各地域をイメージさせる部分に表現方法に共通点があるように思う。アルベニスはこの地名あるいは地域を表現する方法をドビュッシーから影響を受けたのではないだろうか。

ドビュッシーの版画の曲集の「グラナダの夕べ」が制作されたのは1903年で
アルベニスの「イベリア」が制作されたのが1905年~1908年だから時期的にもアルベニスが影響を受けたとするとちょうど良い時期に当たるように思う。

今の私ではこのドビュッシーやアルベニスが使った地域を立体的に表現する手法を感じることは出来ても、細かく分析することはできない。
だけど、イベリアをドビュッシーの曲だと思って聴くと似た感じの立体的な表現を感じるのでその部分が二人が使っていた音楽技法なのだと思う。

試しにイベリアの「エルプエルト」「グラナダの夕べ」だと思って聴いてみて欲しい。違和感なく聴こえるはずだ。私はそこが共通的な手法をつかっている証明になるのではないかと思うのだ。

特にスペインだと言う感じを受けるのが民族調のハバネラというリズムだろう。そこに立体的な風景表現が合わさることにより音楽での立体的な地域表現が出来るようになったのではないだろうか。

私はアルベニスの「イベリア」は大好きな曲だけども、ドビュッシーの「グラナダの夕べ」で共通点を見つけるとは当初はまったく思っていなかったので驚いた。記事にしようと思って聴いてみると今までとは違った視点で曲が見えてくると感じる。


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