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シューマン「トロイメライ」空間支配力がとんでもない。マルタ・アルゲリッチ

作曲者:シューマン
曲名 :子供の情景 「トロイメライ」 ヘ長調
 Op.15-7
演奏者:マルタ・アルゲリッチ

アルゲリッチの演奏は好きだけども、
この曲で行こうというのがなかなか決まらなかった。
だけどいい曲があったから紹介したいと思う。

Schumann: Kinderszenen, Op. 15: VII. Träumerei

アルゲリッチの演奏って私はちょっと複雑な思いがある。
ハマる時は凄くハマるんだけど、アルゲリッチ特有の前ノリになって音を詰めてく感じの演奏が出ると私の中ではハマらないことが結構ある。
音が前に前にと行き急ぐ感じになると合わないなと思えてしまう。
でもその前ノリ感が逆に曲に上手くハマると物凄い推進力と説得力になったりもする。それがアルゲリッチの演奏の良さだし特徴なんだろうと思う。

この演奏はどうだろうか。この演奏は前ノリ感とかよりも、アルゲリッチがハマった時の独特な音の空間を支配してる感じがする。何度聴いてもこれはと思える。アルゲリッチの演奏で私がこれはと思うのは印象派とかの表現力を必要とする演奏に多い。この空間の支配力も表現力の高さが生み出すものだろう。
こういう演奏ってアルゲリッチにとっても再現が難しいんじゃないだろうか。他のアルゲリッチの同じ曲の録音やライブの演奏も聴いたけどここまでじゃなかった。

他にもっと上手い人が居るんじゃないかと思って、私の好きなケンプや他の人の演奏も聴いてみたけど、演奏が上手くてもここまでのインパクトは無かった。曲にハマった時のインパクトの凄さは流石アルゲリッチと思う。


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