ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」演奏を2つ選んでみた。カティア・ブニアティシヴィリ
作曲者:ラヴェル
曲名 :亡き王女のためのパヴァーヌ
演奏者:カティア・ブニアティシヴィリ、ミケランジェロ・カルボナーラ
亡き王女のためのパヴァーヌはラヴェルの曲の中でも名作だと思う。
でもこの曲は演奏者をかなり選ぶ。好みがかなり分かれるとも言える。
その上さらに聴いていて飽きやすいという弱点がある。
私が気に入ったパヴァーヌは2曲あるが、
万人が気に入るかはわからないけども、紹介してみようと思う。
前者はカティア・ブニアティシヴィリの演奏で、
後者はミケランジェロ・カルボナーラの演奏だ。
ブニアティシヴィリ Pavane pour une infante défunte, M. 19
カルボナーラ Pavane pour une infante défunte, M. 19
この曲を演奏している人は意外と多い。どの演奏もテンポや強弱で個性を出しているからその微妙な違いを楽しむことが出来る。だがどの演奏も中盤あたりになると飽きが出る。これは演奏よりも曲の構造と聴いているほうの集中力が続くかという問題があるように思う。
ブニアティシヴィリの演奏は静かだけども個性的なアクセントがあって、途中で飽きずに聴いていられる。弱音でも粒立ちのいい音だから細かいところの作りをギリギリで聴きとることができる。このギリギリ聴こえる弱音は、昔みたいなライブ演奏では無理なことだったろうと思う。
それに対して後者のカルボナーラの演奏はまずテンポが私にはちょうどいい。そして癖が無く素直で聴きやすい。そして必要以上に弱音に逃げない。この弱音に逃げないことで悲しいんだけども意思の強さを感じる。このくらいが私にはこの曲にはちょうど良く感じる。
この曲は先にも言ったけども演奏者をかなり選ぶ。フジコ・ヘミングのように感情を優先させた演奏が合う人も居るだろう。クラシックはどれもそうだけども聴いてる人に合う曲を探せるかが大事なんだと思う。
自分に合ったパヴァーヌを探してみるのもいいのではないだろうか。
