いろんなショパンの「英雄ポロネーズ」があるけども、アルトゥール・ルービンシュタインのポロネーズこそが至高かもしれない
ショパン:ポロネーズ第6番「英雄ポロネーズ」
色んな英雄ポロネーズがあって誰の演奏にするか少し迷ったけども、
私はアルトゥール・ルービンシュタインにした。
この時のルービンシュタインは77歳になっていたけども、
この演奏は名盤だと思う。
なぜならピアノの鳴りが他の録音のとは決定的に違うからだ。
この演奏は1964年モスクワのライブ録音だけども、
このモスクワ音楽院大ホールのスタインウェイは驚くくらいに良く鳴る。今となってはこの機材に思うところもあるけど、ギレリスが1968年にベートーヴェンの第8を演奏したのもこのピアノだと思う。このピアノの音の素晴らしさは録音された年代を考えてもちょっとありえないんじゃないかと思う。高音域がちょっとはみ出してる気もするけど、それにしたってこの年代では許容範囲だろう。素晴らしすぎる。
ルービンシュタインの演奏に戻ると、ポーランド系ショパン弾きのピアニストの特徴でもあるけど低音をしっかりと鳴らして振動させてるからこういう素晴らしい演奏になる。ここまでピアノの振動が出せるのは、いくつもの条件が揃わないと無理だ。リズムも安定してて文句のつけようがない。他の演奏者とは別次元で安心して聴くことが出来る。
これは滅多に聴けない名演だと思う。
ピアノの演奏を聴きに行って、こんな素晴らしい演奏を聴けたら一生思い出に残るだろう。
この音源の再生数はびっくりするくらいに少ない。でも私にとっては1000万再生よりも価値のある音源だと言えるかもしれない。
