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ショパン「ピアノソナタ第3番:第4楽章 」比較すると分かるリズムの凄さ:ユンディ・リ

作曲者:ショパン
曲名 :ピアノソナタ第3番 Op.58 第4楽章
演奏者:ユンディ・リ、ルービンシュタイン
リズム:★★★★★
旋律 :★★★☆☆
構造 :★★★★☆
満足感:★★★★☆

今回はユンディとルービンシュタインの演奏を
比較できるようにしてみた。
何故そうしたのかなどを含めて紹介してみようと思う。


ユンディ・リ:Chopin: Piano Sonata No. 3 in B Minor, Op. 58: IV. Finale. Presto non tanto

ルービンシュタイン:Chopin Sonata No. 3 in B Minor, Op. 58, IV Finale

最近、自分の中でかなり評価を上げたピアニストが居る。
ユンディ・リだ。
ユンディもショパンコンクールの優勝者だけども、
それほど派手な演奏ではないからか、
今までその演奏の良さに気づかなかった。

ユンディの演奏は旋律とかは地味で普通の演奏に聴こえていても、
良く聴いてみると、その絶対的なリズムの安定性が別次元だと思う。
ユンディの演奏ではリズムがどうなってるかなんて気にする必要がない。
リズムが不安定になる心配なんて必要ないからだ。
そこが他の演奏者とは大きく違う。

ただルービンシュタインのような安定したリズムを保ちながら自由に揺らすところまでは行っていない。
定規で計ったように決まった揺らしをするんだけども、
これくらい揺れたらこれくらい戻ると予測ができてしまう揺れ方だ。
これは凄く勿体ないと思うし、弱点ではないかと最初は思ったけども、
これはこれでユンディの個性なんじゃないかと考え直した。

今回はルービンシュタインとユンディの二人がなぜリズムで素晴らしいのかを比較しながら聴いてみて欲しい。上手く比較するとユンディの凄さとルービンシュタインの上手さの両方を感じれるんじゃないかと思う。


いつもだと他の演奏者と比較して細かい解釈の違いを見ながら記事を書いていくんだけども、今回は最初からユンディの演奏の比較をルービンシュタインに絞って聴いている。どっちが良いかって話でもないんだけど、ユンディのこの演奏にはそれくらいの大きな可能性を感じる。
今までもユンディの演奏は聴いては居たんだけども、このショパンの演奏を聴くとユンディのとんでもなさが良く分かる。

そして、そうかこの可能性をユンディはショパンコンクールで見せたから、15年ぶりの優勝者になれたわけかと納得できた。
ユンディのリズムが最大の長所なら、それを評価できる審査員がいたから優勝できたはずだと思った。









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