電車で行く奈良その2 安倍文珠院、ちょっとだけ古墳
當麻寺から桜井市の安倍文珠院へまわりました。
書き出す前に、前々回の飛鳥路編で入れ忘れた写真が何枚かあるのを発見。石舞台古墳の内部と入口の写真です。




とまあ、巨大です。なぜこの写真を安倍文珠院の記事にぶっこんだかというと、安倍文珠院にも古墳があるのです。
文珠院西古墳と呼ばれているのがそれで、大化元年645年築造、安倍文珠院を創建した安倍倉梯麻呂の墓といわれています。ちなみに698年(一説に700年)には安倍仲麻呂がこの地で出生しています。(遣唐使で日本に帰れなかった人。天の原~三笠の山に出でし月かも、で有名)
石舞台古墳は6世紀の築造といわれていますからそれよりは新しいですが、中から見るとこんなかんじ。無料で公開されており、内部に入ることができます。

私も内部に入ったのですが、巨大な花崗岩がち密に積み上げられており、築造技術の高さに驚きました。隙間がほぼ見えません。
こういっちゃなんですが、石舞台古墳は同じく巨岩が積み上げられていますが隙間だらけ。石面もごつごつしています。築造方法の違いなんでしょうけど、100年足らずの間に進歩したんでしょうか。
安倍文珠院
前後してしまいましたが、この入口から参拝しました。
安倍文珠院は名前からもわかるように安倍氏の本拠地。みんな大好き安倍晴明もここで出生したといわれています。(安倍文珠院HPより)

どうも裏口から入ってしまったようです。結構歩いて到着。
このお寺は何といっても、快慶による国宝・木造騎獅文珠菩薩及脇侍像で有名です。
私も今回はこの仏像群を拝観しにやってきました。これより何年か前、東京国立博物館で文珠院の仏さまを何体か拝観し、ぜひ現地を訪れてみたい、と思っていたのです。
渡海文珠の名で知られる有名な文珠菩薩様およびその一味(失礼)ですが、文殊菩薩様のお顔はいかにも快慶の作。きりっと端正な美しいお顔です。
↑お写真は撮れませんのでお借りしました。
ちなみに文珠様が騎乗している獅子は後世の補遺です。
もう一人の人気者が善財童子さん。私は結構いろいろなお寺の善財童子さんをお参りしていますが、やはりこちらの善財童子さんが一番かわいい。
もう一度お会いできてうれしい思いでいっぱいです。
さて、名残惜しいですが本堂を後にして境内を散策します。



境内はかなり広く、同じく広大な當麻寺から来たので実はへとへと。しかし素晴らしい仏像をこれでもか、と拝観することができ、眼福の一日。拝観受付でこのお菓子をいただきました。晴明ファンならぜひ口にしたい上品な干菓子です。

京都一条の安倍晴明神社には何度もお参りしているので、わたくし的にはこれでコンプリート(勝手に)。
日も陰ってきましたので、この日の観光は終了にしました。京都へ戻ります。
☆タイトル写真は金閣浮御堂・霊宝館。寺宝が納められている新しい建物です。
