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銀河英雄伝説クラシック音楽一覧 │ (29)第22話「勇気と忠誠」

OVA「銀河英雄伝説」で使われているクラシック曲をGoogleスプレッドシートにリスト化し、Webサイトで公開しています。
🔗 銀河英雄伝説クラシック音楽一覧 Musik und Szenen – ein Strauß gelber Rosen

このnoteではBGMを軸に、曲のことや物語のこと、ミッターマイヤーのこと、そのほか銀英伝に関するいろいろを書いていきたいと思います。
⚠️ネタバレを含みます。

今回は第22話「勇気と忠誠」
帝国ターン、門閥貴族vsラインハルトです。そしてキルヒアイス艦隊の副司令官として双子のワーレンとルッツが登場。
※双子ではありませんけど、見ればわかります…よね。


あらすじ

リッテンハイム侯はブラウンシュヴァイク公と決別し、5万隻の艦隊を率いて辺境へ向かう。これをキルヒアイスがわずか800隻で迎撃、ワーレン、ルッツと連携し勝利を収める。敗走した侯はレンテンベルク要塞を目指すが、進路上には自軍の補給部隊が展開していた。

曲について

⬜オープニング「Skies of Love」

歌・作詞・作曲 秋吉満ちる / 編曲 風戸慎介

01:33 ドヴォルザーク《交響曲第8番 第4楽章》
――コーネフ船長がキルヒアイス艦隊と遭遇

A. Dvořák – Sinfonie Nr. 8 G-Dur, Op. 88, B. 163, IV. Allegro ma non troppo
第17話「嵐の前」の捕虜交換式で流れていたのと同じ、ファンファーレです。「いい人間は長生きしない」というコーネフ船長の台詞はここ。
🎧曲を聴く 27:45


02:29 マーラー《交響曲第9番 第3楽章》
――シャンタウ星域のロイエンタール

G. Mahler – Symphonie Nr. 9 D-Dur, III. Rondo-Burleske: Allegro assai. Sehr trotzig
3楽章は初登場です。ほぼ頭なのですが、出だしでトランペットのソロが入ってきたあと、弦楽器が深刻な感じで、そしてガシガシと弾くところ。ミサイルが飛び交う戦闘シーンで少し流れます。
🎧曲を聴く49:52
相手がメルカッツの指揮だと分かると、潔く引くロイエンタール。かっこいいー

今回のようにトランペットソロが終わった後から流れるのはここだけ。
3楽章の最初から流れるのは、このあとは第48話「双頭の蛇~ランテマリオの決戦~」です。


06:23 ブルックナー《交響曲第7番 第3楽章》
――キルヒアイスとリッテンハイム候の開戦

A. Bruckner – Sinfonie Nr. 7 E-Dur, WAB 107, III. Scherzo: Sehr schnell
3楽章の頭。前回、こちらが流れたのは 第19話「ヤン艦隊出動」 フォークが暗殺未遂をおこすシーンでした。

🎧曲を聴く 43:10

キルヒアイスの的確な指示で、サクサクと戦闘が進みます。キルヒアイスの意図をくみとり、ワーレンとルッツが指令を出すところもかっこいい。
ところでこの二人…今でこそ見分けがつくようになりましたが、こんなふうに一緒に行動したり、髪型も声も喋り方も似ていてまるで双子のようではないですか。原作でそのような描写はなく、そっくりなのはこの石黒版だけなのですが…。「たった800隻?」のところ、二人が並んでいてお気に入りです。
そんなふうに思っているのは私だけではないはず。こんな記事を見つけました。

ルッツとワーレンの見分け方


12:33 マーラー《交響曲第10番 第5楽章》
――ガルミッシュ要塞陥落

G. Mahler – Symphonie Nr. 10 (komplettiert von D. Cooke), V. Finale: Langsam, schwer
キルヒアイス艦隊が、リッテンハイム候がたてこもるガルミッシュ要塞を攻略します。ここでは5楽章の終わりの部分が流れます。
🎧曲を聴く 1:18:46

なかなか印象的なフレーズだと思いますが、こちらはマーラーの最後の交響曲の最終楽章の終わりのところなので、本当に最後の最後なのです。そして、この銀河英雄伝説の最終回110話の最後の最後のところでも、こちらが流れます。
…ということを、第19話「ヤン艦隊出動」 で2楽章が出てきたときに書きました。この5楽章の最後に向かって、私は曲探しをしてきましたので、感慨深いメロディーです。


14:17 ブルックナー《交響曲第7番 第4楽章》
――フレーゲルたちが出撃


A. Bruckner – Sinfonie Nr. 7 E-Dur, WAB 107, IV. Finale: Bewegt, doch nicht schnell
第19話「ヤン艦隊出動」 に出てきた4楽章とほぼ同じ箇所です。ここでは全楽器で同じメロディーを、ff(とても強く)で弾くところが流れます。

出典:Anton Bruckner 《Symphony No. 7 in E major, WAB 107》 Leipzig: Musikwissenschaftlicher Verlag (Alte Gesamtausgabe, Band 7), 1944. Plate (該当版) IMSLP #978918 / PMLP 7929 / Public Domain https://imslp.org/wiki/Symphony_No.7_in_E_major%2C_WAB_107_(Bruckner%2C_Anton)

🎧曲を聴く 56:37


16:19 マーラー《交響曲第6番「悲劇的」第3楽章》
――🐺貴族のばか息子どもが

G. Mahler – Symphonie Nr. 6 a-Moll „Tragische“, III. Scherzo: Wuchtig
ミッターマイヤーが出撃。
「貴族のばか息子どもが」
とおっしゃっていました。
そういえば彼は「貴族のばか息子」と何回言っているでしょうか。たぶん原作よりOVAのほうが多いような…? なんとなくですが、石黒版では平民であることを意識している様子が原作より強いように感じます。

曲は3楽章頭。いつものあの曲、3拍子のほうです。
🎧曲を聴く 43:38


21:45(曲続き)
――🐺メルカッツがブラウンシュバイク候を救援

と、かっこいいミッターマイヤーですが、メルカッツの登場で後退します。とはいえ、混乱せずに立て直すところはさすがです(とメルカッツもおっしゃっていました)。


22:14 オリジナル曲《光の橋を越えて インストゥルメンタル》
――ブラウンシュバイク候は病気なのだ

メルカッツのセリフ。
今回はエンデングソングはなしで終わります。


BGMリストについて

BGM全曲をスプレッドシートでリスト化し、該当曲がアニメで流れる箇所からYouTubeで聴けるようにリンクを張っています。
今回ご紹介した第22話「勇気と忠誠」のリストが見られるのは  こちら です。
各曲のどの部分がどこで流れるかは、スプレッドシートのリストをご確認ください。

このnoteをお読みになって曲に興味を持たれた方や、アニメを見て「聞き覚えはあるけれど曲名が思い出せない」「この曲をフルで聴いてみたい」と思ったとき、ぜひご活用ください。


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