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kametsuru55
「熱帯夜」 #シロクマ文芸部 #ショートショート
熱帯夜といえば、松明で照らされた熱帯雨林だ。
パチパチという松明が弾ける音。
灯りに集まってくる、色とりどりの見たこともない蝶や蛾。
広場の周囲には、いくつもの炎が揺れている。
広場の中央には大きな火が焚かれている。
その周りを楽しそうに踊るものたち。
それを見守る鮮やかな衣装を身にまとったものたち。
どうやら、婚礼の宴のようだ。
私はそれを広場の中央から見ている。
暑い。
大きなツボの中から、婚礼の宴を見ている。
私は手足を縛られ、ツボは大きな火で底を炙られている。
熱い。
熱帯雨林の奥地で行方不明者が出たという情報を確かめに来て、このザマだ。
女王様の国の情報調査管理局員として、大失態だ。
ツボの中がお湯から熱湯になろうとしている。
熱い。
集団の長と思われるモノが近づいてきた。
そこで、目が覚めた。
どうやら、しばらく眠っていたようだ。
全身にぐっしょりと汗をかいている。
明日は絶対にエアコン修理業者に来てもらおう。
下記お題に参加させていただきました。
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