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免許証から「眼鏡等」が消えた日



中学生から始まった「眼鏡人生」

私は中学生のころから視力が落ち始めました。

それ以来、眼鏡とコンタクトレンズは生活必需品。

朝起きて最初に探すのは眼鏡。

眼鏡が見つからない。

でも、眼鏡がないから眼鏡を探せない。

近視の人なら分かってもらえると思いますが、なかなか理不尽な世界です。

長い間、

「眼鏡がなければ生活できない」

というのが当たり前でした。

運動するときはコンタクト。

サウナに入るときもコンタクト。

旅行に行けば、

「コンタクト持った?」

「保存液は?」

「予備は?」

と確認する。

パンツより先にコンタクトを確認していたかもしれません。


50代後半で白内障の手術を受ける

私は眼鏡とコンタクトレンズを併用していました。

コンタクトレンズは眼科で購入していたので、そのたびに定期検診を受けていました。

そして、最後にコンタクトレンズを買いに行ったときのこと。

検査で、

「白内障の症状が少し出ていますね」

と言われました。

まだ軽い状態でした。

ただ、いずれ手術をするのであれば、

早めに受けた方が、その後のメリットを長く受けられる。

そう考えて、50代後半で手術を受けることにしました。

昨年1月、両目を手術。

手術前の裸眼視力は、両目とも0.01程度でした。

それが手術後、

0.7~0.8程度まで回復しました。

0.01の世界から0.7~0.8の世界へ。

これは、なかなかのバージョンアップです。


裸眼生活、こんなに楽だったのか

手術から約1年半。

ありがたいことに、その後の調子もよく、現在はほぼ裸眼で生活しています。

これが、

ものすごく楽です。

中学生のころから何十年も眼鏡やコンタクトレンズに頼ってきたので、

「何もつけずに普通に見える」

ということ自体が新鮮です。

運動するときも、そのまま。

サウナに入るときも、そのまま。

旅行するときも、

「コンタクトを忘れてないよな?」

と確認する必要がありません。

顔を洗う。

風呂に入る。

寝る。

起きる。

そのまま見える。

当たり前のことなのですが、私にとっては当たり前ではありませんでした。

自由な感じが半端ない。

もちろん完璧ではなく、暗くなると遠くを見るのは少しつらくなります。

そのため、車には念のため眼鏡を用意しています。

でも、普段の生活ではほとんど眼鏡を使いません。

長年「眼鏡の人」だった私からすると、これは人生の中でも結構大きな変化でした。


そして免許更新の日がやってきた

そんな中、先日、運転免許証の更新がありました。

ここで一つ気になっていたことがあります。

私の免許証には、免許を取ったころからずっと、

「眼鏡等」

という条件がついていました。

ところが今は、明るい時間帯であれば裸眼で問題なく運転できます。

そこで警察署で、

「白内障の手術を受けまして、今は裸眼で見えるんです」

と説明しました。

そして視力検査へ。

ちょっと緊張します。

ここで見えなかったら、

「やっぱり眼鏡等ですね」

となります。

検査機をのぞく。

「これは?」

答える。

「では、これは?」

答える。

そして結果は――

裸眼で運転OK。

おお。


「眼鏡等」が消えた

新しい免許証を見ました。

そこには……

ない。

「眼鏡等」がない。

免許を取って以来、ずっと私について回ってきた文字が消えていました。

ほんの数文字です。

免許証の小さな欄から文字が一つ消えただけ。

でも私にとっては、かなり大きな出来事でした。

中学生から続いていた眼鏡生活。

眼鏡。

コンタクト。

保存液。

予備のレンズ。

旅行前の確認。

サウナ前の装着。

そういうものから、ほぼ解放された。

そしてついに、

免許証からも「眼鏡等」が消えた。

何十年にもわたる眼鏡との付き合いに、一つの区切りがついたような気がしました。


58歳目前で思うこと

白内障の手術を受けると決めたとき、

「まだ症状は軽いし、もう少し後でもいいかな」

という考えもありました。

でも私は、

どうせいつかやるのなら、メリットを受けられる時間が長い方がいい

と考えました。

結果として、今のところその判断には満足しています。

58歳を目の前に最近よく思うのですが、

人生の後半は、

「いつかやる」

より、

「できるなら、やってみる」

の方がいいこともあるのかもしれません。

もちろん医療のことなので、誰にでも早く手術した方がいい、という話ではありません。

これはあくまで私自身の選択と結果です。

ただ私の場合は、手術によって日常生活がずいぶん楽になりました。

そして先日、免許証からもついに「眼鏡等」が消えました。

中学生のころから約40年以上。

長い付き合いでした。

眼鏡さん。

これまで本当にありがとうございました。

これからも夜の運転ではお世話になるかもしれませんが、

とりあえず――

常勤から非常勤ということでお願いします。

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