アロマとハーブ、そしてマジカルオイル|私が鑑定前に香りを使う理由
オーラ占いやカバラ数秘術で鑑定をするとき、私は始める前に一度、自分をリセットする時間を作っています。
直前まで考えていたこと。
家のことや仕事のこと。
前の鑑定で感じたこと。
そうした自分自身の感情をいったん静かにしてから、相談者の方と向き合いたいと思っているからです。
以前は、クリスタルチューナーやシンギングボウルをよく使っていました。
音を一度鳴らして、響きが消えるまで静かに聞く。
それだけでも、普段の時間と鑑定の時間の間に、ひとつの区切りができます。
そこへ少しずつ加わっていったのが、浄化を意識したアロマやお香、ハーブでした。
鑑定前に欲しかったのは、ただの「いい香り」ではありませんでした
アロマというと、ラベンダーや柑橘系の、やさしく心地よい香りを思い浮かべる人も多いと思います。
けれど、私が鑑定前に求めていたのは、眠る前のリラックスや、明るい気分になるための香りではありませんでした。
それまでの空気をいったん切り替えること。
頭の中に残っている余計な考えを静かにすること。
前の鑑定で受け取ったものを、次の鑑定へ持ち込まないこと。
そのため、私が自然と選ぶようになったのは、ホワイトセージ、フランキンセンス、ジュニパーベリー、ユーカリなど、浄化や切り替えを連想させる香りでした。
ここでは分かりやすく「アロマ」と書いていますが、実際には植物から抽出された精油だけでなく、乾燥させたハーブやお香、芳香用にブレンドされたオイルなども使っていました。
ホワイトセージ
ホワイトセージは、スピリチュアルな浄化に使うハーブとして、よく知られています。
乾燥させた葉に火をつけ、その煙を空間や道具にくぐらせる方法は「スマッジング」と呼ばれ、北米先住民の文化では、精神的・儀式的な浄化などに用いられてきました。
私はホワイトセージを、精油として使うよりも、乾燥した葉やお香、スプレーなどの形で使うことが多くありました。
部屋の空気が重たく感じるとき。
鑑定で強い感情を受け取ったあと。
道具や机のまわりを一度整えたいとき。
ホワイトセージの独特な香りを感じると、
「ここでいったん終わり」
「ここから新しく始める」
という区切りを意識しやすくなりました。
ただし、煙を使う場合は換気をし、猫などの動物がいる部屋では使い方に注意しています。
フランキンセンス
フランキンセンスは、日本語では乳香とも呼ばれる、樹脂から得られる香りです。
少しスパイシーで、樹木やお香を思わせる、静かな深さがあります。香料としてだけでなく、古くから宗教的な儀式や祈りの場でも使われてきました。
私は、鑑定を始める前に頭の中が落ち着かないときや、自分の考えをいったん静かにしたいときによく使っていました。
元気を出すための香りというよりも、外側へ向いていた意識を自分の中心へ戻してくれるような香りです。
深く呼吸をしながらフランキンセンスを感じていると、鑑定前のざわつきが少しずつ静まっていきます。
ジュニパーベリー
ジュニパーベリーは、針葉樹の森を思わせる、すっきりとしたウッディな香りです。
アロマやスピリチュアルな使い方では、浄化や切り替えを象徴する精油として紹介されることがあります。
私は、停滞した気分や、何となくまとわりつくようなモヤモヤを切り替えたいときに使っていました。
誰かの感情を追い払うというよりも、
「これは相手の感情」
「ここからは自分の時間」
と、自分の中に境界を戻すような感覚です。
鑑定が終わったあとにも使いやすく、次の仕事へ移るためのリセットとして役立ちました。
ユーカリ
ユーカリは、鼻を抜けるようなシャープで透き通った香りです。
部屋そのものを消毒できる、悪いものを完全に取り除けるという意味ではありません。
けれど、ユーカリの香りが広がると、空気がすっきりしたように感じ、自然と深く呼吸したくなります。
頭がぼんやりしているとき。
長時間の鑑定で気持ちが重くなったとき。
窓を開けて空気を入れ替えながらユーカリを使うと、部屋と自分を一緒に切り替えやすく感じました。
私にとってユーカリは、静かに瞑想するための香りというより、残っているものをさっぱりと切り替えるための香りでした。
アロマやお香を使うことで、鑑定前の状態が変わりました
香りを使ったからといって、急にオーラが鮮やかに見えるようになったわけではありません。
占いの力そのものが、香りだけで強くなったとも考えていません。
けれど、鑑定前に同じような香りを使うことで、
「ここから鑑定に入る」
という準備がしやすくなりました。
窓を少し開ける。
机の上を整える。
クリスタルチューナーを鳴らす。
ホワイトセージやお香を使う。
フランキンセンスやジュニパーベリーの香りを広げる。
そして、深く呼吸する。
こうした小さな動作を繰り返すうちに、香りそのものが、鑑定へ入るための合図になっていったのだと思います。
そのときに教えてもらったのが、マジカルオイルでした
浄化を意識したアロマやお香を使っていることを話したとき、知人からマジカルオイルというものを教えてもらいました。
最初は、
「アロマオイルとは何が違うのだろう」
と思いました。
マジカルオイルも、植物油や香料、精油、ハーブなどを使って作られています。
ただ、香りを楽しむためだけのオイルではありません。
浄化、守護、恋愛、仕事、金運、道を開くこと、不要なものを手放すことなど、目的に合わせて作られ、キャンドルや護符、願いを書いた紙、儀式の道具などに使われます。
アノインティングオイル、ドレッシングオイル、コンディションオイルなど、いろいろな呼び方がありますが、実際には明確にすべてが分けられているわけではありません。
作り手や文化によって呼び方も使い方も違います。
私は難しく分類するよりも、願いや目的を込めて使う「儀式用のオイル」と考えるようになりました。
アンナ・リヴァやインディオのオイルを使うようになりました
マジカルオイルを知ってから、海外で販売されているさまざまなオイルを調べるようになりました。
その中で知ったのが、アンナ・リヴァ、インディオ・プロダクツ、7Sisters of New Orleansなどのマジカルオイルです。
アンナ・リヴァは、魔術やキャンドル、ハーブなどについて多くの本を書き、目的別のオイルやお香、パウダーを数多く作った人物です。
アンナ・リヴァのオイルと7Sisters of New Orleansは、現在インディオ・プロダクツによって製造・展開されています。インディオ・プロダクツは、宗教用品やスピリチュアル用品、キャンドル、オイルなどを幅広く扱うアメリカのメーカーです。
浄化のためのもの。
守護を目的としたもの。
恋愛や金運を意識したもの。
道を開くためのもの。
人間関係や状況を変えるためのもの。
本当にたくさんの種類がありました。
私は気になるものを少しずつ購入し、キャンドルや願いを書いた紙、鑑定前の儀式などに使い始めました。
使っていく中で、不思議な体験もありました
マジカルオイルを使い始めてから、私はいくつか不思議に感じる出来事を経験しました。
オイルを使った直後に、止まっていた話が急に動いたこと。
もう会わないだろうと思っていた人から連絡が来たこと。
逆に、離れたいと思っていた相手との距離が、自然に開いていったこと。
自分の気持ちが突然変わり、今まで執着していたものがどうでもよくなったこと。
もちろん、すべてがオイルの力だったと証明することはできません。
偶然だったこともあると思います。
オイルを使ったことで、自分自身の行動や見方が変わった可能性もあります。
それでも、
「どうしてこのタイミングで、こんなことが起きたのだろう」
と思うような経験が、何度かありました。
この不思議な体験については、また別の記事で、ひとつずつ書いてみたいと思っています。
香りやハーブによって、起こりやすい流れが違うように感じました
いくつかのマジカルオイルを使い続けるうちに、私は少しずつ、香りや植物による違いを意識するようになりました。
この香りを使うと、気持ちを切り替えやすい。
この植物を使ったあとは、人との距離が変わりやすい。
このオイルを使うと、新しい話が入ってきやすい。
このハーブと香りを合わせると、物事が動き出す前に、一度大きく状況が揺れることがある。
もちろん、誰に使っても必ず同じことが起きるわけではありません。
その人の状況や願い、使い方によっても違います。
それでも、自分で何度か使う中で、
「この香りには、このような動きが起こりやすい気がする」
「このオイルとハーブを合わせると、こういう流れになりやすい」
と感じる組み合わせが、少しずつ増えていきました。
そこから、自分で調合するようになりました
最初は、海外で作られたマジカルオイルを購入して使っていました。
けれど、使い続けているうちに、
「この香りを、もう少し静かにしたい」
「この目的には、別のハーブも合わせた方がよいのでは」
「日本で使いやすい、強すぎない香りにしたい」
「手放すだけではなく、そのあと前へ進めるような組み合わせにしたい」
と思うようになりました。
そこで、精油やハーブ、植物油についてさらに調べるようになりました。
植物がスピリチュアルな世界でどのような意味を持つと考えられてきたのか。
海外のマジカルオイルには、どのような目的や使い方があるのか。
香りを組み合わせたとき、どの香りが強く出るのか。
ハーブをオイルへ漬けたとき、香りや色がどのように変わるのか。
少しずつ学びながら、自分でオイルを調合し、目的に合わせた儀式を行って使うようになりました。
最初から商品を作ろうと思っていたわけではありません。
自分の鑑定前に使うもの。
鑑定が終わったあとに、自分へ戻るためのもの。
気持ちを切り替えたいときに使うもの。
私自身のための、小さな儀式の道具として作り始めました。
アロマから始まり、マジカルオイルへつながりました
私にとって、アロマとハーブ、マジカルオイルは、まったく別々のものではありません。
最初は、香りで自分の気持ちを整えるためにアロマを使っていました。
次に、乾燥した葉や花、樹脂など、植物そのものを使うようになりました。
そして、願いや目的に合わせて植物や香りを選ぶマジカルオイルを知りました。
実際に使い、さまざまな出来事を経験し、植物や香りによる違いを感じるようになりました。
そこからさらに学び、自分でオイルを調合し、儀式に使うようになったのです。
マジカルオイルを使えば、何もしなくても願いがかなうとは思っていません。
けれど、香りを選び、オイルを使い、願いを言葉にすることで、自分が本当に望んでいることがはっきりする場合があります。
そのあとに起こる出来事や、自分自身の行動の変化を見ていると、香りや儀式には、まだ私の知らない面白さがあるのかもしれないと思います。
現在は、自分の鑑定や儀式に使うほか、少量ずつ作ったマジカルオイルを、メルカリでもたまに販売しています。
次の記事では、私が最初に作った、不要な縁や執着から静かに距離を取るための「セパレーションオイル」について書きたいと思います。
占い師・杏奈
※この記事で紹介している植物の「浄化」「守護」などの意味は、伝承やスピリチュアルな解釈、私自身の使用感に基づくものです。医学的な治療や効果を示すものではありません。精油やオイルは製品ごとに用途が異なるため、肌へ使用せず、飲用しないでください。煙や香りを使う場合は換気を行い、子どもやペットがいる環境では特に注意してください。
