[UFC]残念なお知らせと新たな好カード。
アゼルバイジャン大会でUFC復帰を果たし、フライ級のランカーと対戦する予定だった堀口恭司だが怪我のために欠場することが明らかになった。
胸の辺りの筋断裂と軟骨損傷という重い怪我ではなかったことが不幸中の幸いではあるが、彼の復帰を楽しみにしていた日本人ファンにとっては少し残念なお知らせとなってしまった。
けれど何よりも重要なのは堀口恭司が勝つことになるので、怪我を治した万全の状態で試合に臨んで欲しいと多くのファンは思っているのではないかと思う。
UFC側も怪我による欠場に対してネガティブな印象を持っているわけではなく、治すことを最優先に考えて欲しいという旨を堀口本人に伝えているようなので、諸々含めて大きく心配するような状況ではないようだ。
また、怪我が順調に治っていけば夏ぐらいには試合が出来るようなので、さほど遠くない内に堀口恭司のUFC復帰を目の当たりにすることが出来るのではないかと思う。
UFCが見せる層の厚さ

堀口恭司VS.タギル・ウランべコフという注目のカードが流れてしまい、ウランべコフは対戦相手を失うことになってしまったが、堀口の代役は速やかに準備されることになった。
ウランべコフの新たな対戦相手として用意されたのはカザフスタンのアザト・マクスム(15-1)。
チャールズ・ジョンソンに敗れるまではキャリア無敗のファイターとして活躍していた強豪である。
打撃とレスリングに長けたマクスムは攻防ともに優れた対応能力を持っているため、ウランべコフの強みにも対応して行くことが出来るのではないかと思う。
また、サイズも同じということを考えると、打撃でも組みでもかなり拮抗した展開が見られるのではないかと思うので、これはこれでかなり期待できるカードになっていると感じる。
場合によっては新たに組まれたこのカードの方が熱いと感じる人もいるかも知れない。
変更後のウランべコフVS.マクスムはそれくらいの好カードである。
このように堀口恭司の欠場によって空いた穴をクオリティを損なわなずにサッと埋めることが出来てしまうUFCはやはり他団体とは一線を画す存在であると感じる。
この選手層の厚さこそ、UFCが世界一のMMA団体であるということの証なのだと改めて感じた。
勢力図に変化を与えるランカーマッチ

今回、怪我による欠場で堀口恭司の復帰戦は流れてしまったが、彼が参入するUFCフライ級の実力者同士による戦いは、今後の展望を見据える上でも非常に有意義な一戦になると思う。
このカードは堀口恭司を応援する日本のファンにとってもある意味重要な戦いになってくるのかも知れない。
個人的にはマクスムもランキングに入っていておかしくないファイターだと思っているので、この戦いによって生まれる勝敗は大きな意味を持つことになるのだろうと思う。
ウランべコフ・マクスム共に上位を狙って行くことが出来る実力を持っているということを考えると、このカードは単にランク外のファイターと下位のランカーによって行われるランカーマッチに留まらず、今後の勢力図を大きく変化させることになる重要な分岐点としての意味を持つことになるのではないかと思う。
今を築く上位とこれからを築いていく下位は、どちらも異なる角度から重要な意味を持った存在になっていると思うので、そういう意味では変更によって生まれたアゼルバイジャン大会のフライ級マッチは“下位編”のビッグマッチになっていると言えるのかも知れない。
説得力のある内容を見せるファイターがランキングを動かすことによってタイトル戦線の停滞が解消され、再び熱を帯び始めたUFCフライ級に更なる燃料を投下するのはどちらになるのか。
残念なお知らせと共に新たな期待が芽生えたアゼルバイジャン大会に変わらぬ注目が向けられる。
