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平良達郎の次戦決定!

前戦でブランドン・ロイバルに惜しくも敗れた平良達郎の復帰戦が決定した。

対戦相手はフライ級ランキング3位のアミル・アルバジ(17-2)

ロイバルはケイプと、カラ・フランスはタイトル戦、モレノは予定通りにエルセグ戦を消化していることから、上を目指す平良が次に戦うとしたらアルバジになるのではないかと何となく思っていたが、どうやらこの両者がタイトル戦線の生き残りを掛けてぶつかることになるらしい。

アルバジも平良同様に前戦で敗れているため、平良との試合が復帰戦となる。

平良はロイバルと一進一退の激闘を繰り広げた末に敗れたが、アルバジはモレノに思っていた以上の差を付けられてUFC初黒星を喫している。

「タフネスとパワー」を活かした力強い戦い方が出来ることに加えて、グラップリング技術にも長けたアルバジは様々な局面で強さを発揮する屈強なファイターであるが、前戦ではその強さがあまり感じられないような仕上がりとなっており、モレノの実力というのも当然あるとは思うが、パフォーマンスの低下が感じられるような内容になっていた記憶がある。

その変化については以前にも触れたことがあるが、もしかすると長期離脱することになった怪我の影響を受けている所為なのかも知れない。

そのパフォーマンスがどれくらい戻っているかによって、平良の次戦クリアにかかる難易度は大きく変化してくることになるだろう。

モレノ戦のような状態が続いているようであれば、そこまで難しい戦いにはならない可能性がある。

しかし、アルバジがカラ・フランス戦までのパフォーマンスを見せるようであれば、ランキング3位が見せる壁の高さを感じるような内容になるかも知れない。

危惧される打撃の展開


©︎Hazuki photography/GONG KAKUTOGI/Zuffa LLC/UFC

アルバジはグラップリングが非常に得意なので、グラップリングを武器に試合を作りに来る可能性があるが、その部分での勝負はフレームの大きい平良に分があると思うので、そうなってくれたら平良はむしろ安定した試合展開でゲームを進めていくことが出来るのではないかと思う。

しかし、アルバジ陣営もグラップリングが平良達郎の脅威な武器になっていることは十分に承知しているはず。

それを考えると、アルバジが平良の課題となるストライキングで勝負を仕掛けてくる可能性の方が高いのかも知れない。

前回のロイバル戦で平良はストライキングのスキルに課題があることを露呈させているので、アルバジが打撃で積極的に攻めてくるという可能性は十分に考えられる。

ロイバルとアルバジとでは体格が大きく異なるため、脅威となる部分も変わってくると考えられ、特にパワーという部分ではアルバジの方が危険なもの持っているのではないかと感じている。

平良はロイバルの長い射程に苦しみ、打撃を外すことが出来ず対応に苦しんでいたが、アルバジとの戦いでは1発の被弾が敗北に直結してしまうという危うさがあるということになるだろう。

平良が前回の戦いから学びを得て成長した姿を見られることに期待が寄せられるが、打撃を外せるようになっただけでは安定した勝利を積み上げていくことは難しいと思われるので、打撃を躱しつつカウンターも狙えて相手が来なかったら自分からリードジャブを差し込んでいけるような、ストライキングの応酬の中に落ち着きと安定をもたらすボクシングスキルの向上を特に期待したい。

5Rマッチの激闘経験が活きることになるか!?


Photo by Chris Unger/Zuffa LLC

1発の威力というパワーの他にアルバジの強みとして挙げられるのが「タフネス」になる。

打たれることに対してもそうなのだが、スタミナという部分でもアルバジはタフなところがあり、ダメージの蓄積や消耗で疲弊した後半でも前に出たり手を返していくことが出来る粘り強さを持っている。

仮に接戦となった場合、勝負を分ける終盤のラウンドでこの「タフネス」が効いてくることになる。

ギリギリのせめぎ合いの中で発揮される「粘り強さ」というのは脅威以外の何モノでも無い。

そういった重要な局面で差をつけることが出来る力強さを持っているというのは非常に厄介なところではあるが、平良はそれに対抗することが出来る可能性を持っている。

それが前回の激闘から得た「経験」である。

平良は初めての敗北を経験したあの激闘の中でも、5Rをフルに戦い切り、劣勢状態でも最後まで相手に喰らい付いていく強さを見せた。

終盤こそやや崩れてしまったものの、様々な初めてを経験することになった戦いの中でもあれだけの粘りを見せることが出来たというのは、平良がタフファイトにも対応することが出来る能力を持っているということの証明になっていたのではないかと思う。

そして平良はそのタフファイトを経験したことによって、足りていなかった「経験値」という新たなピースを得た。

なので平良はタフファイトにもより冷静に対応していくことが出来るようになっている可能性が高いのではないかと考えている。

試合作りと後半戦のタフな状況など、前回の敗戦によって平良達郎は対応能力の幅を更に広げたことが予想されるので、ロイバルとの戦いの経験が反映されることになれば、アルバジとやり合う流れになったとしても競り負けない強さを見せることが出来るのではないかと思う。

1発の怖さはあるが、物凄く悪い相性という訳ではないと思うので、平良の復活とそれに伴うランキングの上昇を期待したい。

TOP3に名乗りを上げて、成長株の平良が「王者の器」を持っているということをより明確にしていくことを願っている。

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