ポッキーの日に私は会社を出た
序章:突然の「今日で終わり」
11月11日、ポッキーの日。
朝10時の休憩を終えて職場に戻ろうとした瞬間、
上司が一言。
「今日で上がっていいよ。明日から来なくて大丈夫だから。」
え、今日?
有給消化の話してたよね?
心の中でざわつくのに、口からは何も出てこなかった。
「業務量が減って、人が多いから」
理由はそれだけ。
でも不思議と、何の感情も湧かなかった。
前の私なら、絶対ムカついてたのに。
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第1章:感情が動かない瞬間
怒りも、悲しみも、安堵もなかった。
ただ「終わったんだな」って、静かに思った。
10時すぎの空はやけに明るくて、
冷たい風が頬にあたっても、何も感じない。
会社を出て、コンビニの前を通る。
レジ前には「ポッキーの日」限定ポップ。
笑っちゃうよね。
まるで私の退職記念みたいで。
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第2章:退職の誓約書を渡された日
そのあと、上司から1枚の紙を渡された。
「退職誓約書」って書かれた書類。
内容を見て、思わず目が止まった。
• 今後、同業他社での勤務を禁止する
• 会社の情報を一切漏らさないこと
• 当社への迷惑行為を行わないこと
……いやいや。
同業で働くなって、誰が決めたの?
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第3章:それ、書かなくていい。
実はこれ、書く義務ないです。
退職の誓約書って、法的な強制力はありません。
なぜなら、「職業選択の自由」は憲法と民法で守られているから。
会社が出してくるのは“念のため”でしかない。
サインしないからといって、退職が無効になることもないし、
給料や有給の支払いが止まることもありません。
私はその紙を静かに見て、机に戻した。
「これは、書きません」とだけ言って。
その瞬間、胸の奥で小さくスイッチが入った。
あ、もう“従う側”じゃないんだ。
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第4章:土日を含めて4日で退職
退職を伝えてから、たった4日で終わった。
あっけないようで、心はスッキリしていた。
“ちゃんと終わらせる”より、“ちゃんと手放す”方がずっと大事だった。
ちなみに、書類を出さないままでも、
社会保険・離職票・有給の清算はちゃんと進みました。
(ここ、意外とみんな知らない)
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第5章:あなたへ問いかけたい
もしあなたが今、同じように
「退職の誓約書」にモヤモヤしているなら、
それ、無理に書かなくていいです。
紙の上の言葉より、自分の人生の方が重いから。
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第6章:さいごに
あの日、会社を出たときの空の明るさ、今でも覚えてる。
ハンコとスマホだけポケットに入れて、
何も持っていないのに、すごく軽かった。
“怒らない自分”を初めて好きになれた日。
そして、“従わない自由”を知った日でもありました。
次回は
〇退職の誓約書の断り方について詳しく書いていきます
