登山を趣味にしたら、、、山で働いている件(小屋開き編)
山を趣味にして間もないが、勤続20年間近の会社を辞めた。
趣味を仕事にしてみよう!期間決まっているからお試しで!と、気ままに行動したら山小屋勤務。初の出来事のオンパレード。自然の中だと気分ハイになり、何とか無事に勤務地の山小屋に到着。
足引っ張りまくったが、予定より早く着いたとのこと。毎年、道のり状況も違うだろうが、まずは安堵。
着いて早々、小屋入るために入口作る。閉山後、豪雪の被害防ぐために、ドア、窓部分には内戸と外側から木の板を隙間なく敷き詰めている。まずはその中から一箇所を開き、室内に侵入。全ドア、窓が木の板で閉ざされているため、中は真っ暗。ヘッドライトの灯を頼りに正面玄関に突き進む。いかにも自分が行動しているような表現だが、これは勝手知ったベテランの仕事。我ら新人は正面玄関の前で内側からの応答を待つのみ!
しばらくして内側の板が外され、玄関開通。ビッシリと荷物が積み重なっており、物置、LPガス管、丸太など、玄関には相応しくない物が盛り沢山。まずはこれらを外に出す作業、、、の前に遅めの昼食。玄関にある物置から、カップ麺を出し、これまた玄関にあったカセットコンロと鍋を出す。水は雪を溶かす。いろんな所から生活必需品が湧き出てくる。物置に猫型ロボットでもいるのか?もう思考が追いつかないが、とにかく山で食べるカップ麺は美味しいのは事実。
休憩間も無く作業再開。電気、水道、ガス、さてどれから開通させるのか?
この山小屋では、まずは電気!
理由は「電気があれば何でもできる!」と、闘魂っぽい意味不明なお言葉いただく。メンバーも気分ハイになっているせいで、深く追求する者はいない。発電機の配線確認、燃料チェック、エンジン始動後、希望の灯が輝く。気分ハイだから皆これに拍手喝采。
「電気があれば何でもできる!」
冷蔵庫始動!!!
重かった冷凍の肉を投入!!!
………以上。
まだ電源必要なものはあまりなかった。今はあるべき場所に物を移動する作業優先。指示あれば並行して作業行う。トイレはまだ水が通っていないから使用不可。蛇口回しても何も出ず。休憩するとトイレ行きたくなるから、ノンストップでの作業。朝早くから雪山登山してきたことなど忘れての作業。生活する為の作業だから、皆必死の作業。
「我々には電気がある!」
だから何でもできる。それを信じて突き進む。
日が暮れた頃、初日作業は終了。
この時には衛星電話も繋がり、なんとWi-Fiまである。電気最強!
トイレも一器だけ、使う時タンクに水入れての使用可能。(何回も往復して汲んだ雪溶け水なので、かなり節水)
そして夕食の時間。
水もガスもまだ通ってないので調理できず、再びカップ麺登場。
山でのカップ麺は美味いけど、ちょっと飽きる。重かったけど、冷凍の肉持ってきて良かった!と、自分で自分を褒めてあげた。そして、山小屋ってところは当たり前だったことが当たり前ではない場所であることを痛感しながら眠りについた。勿論、シャワーも浴びれず、汗だくのまま。初日だからまだ大丈夫。大丈夫…。
