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登山を趣味にしたら、、、山で働いている件(小屋開きヘリ荷上げ編)

山を趣味にして間もないが、勤続20年間近の会社を辞めた。
心機一転、我武者羅にのめり込みたい。そんな思いが、趣味の山で働くことになった。

荷上げの朝は早い。天候変わればヘリが飛ばないこともあるので、何事もヘリ優先。いつも朝ご飯食べる時間に荷造り行う。
空のガス管やゴミ、使わない資材などを降ろしてもらう。手ぶらでは帰さないよ〜方式。
人生初めて「モッコ」と呼ばれる網状のもので荷物をくるみ、ロープまとめ準備完了。このモッコのロープ先端を、ヘリが操るフックに掛けて運んでいくという。フック掛け作業はベテラン1人のみ。他の人は建物の中で爆風から身を守る。ヘリが去ったら荷を解き、各格納場所へ運ぶという流れ。ここまでは皆、結構余裕かましていた。

歯磨いたりして過ごしていると、遠くからヘリの音が聞こえる。明らかに小屋に近づいてくる!
「もう来た⁉︎」
こんな感じなのか!と思いきや、どうやら下見にきたらしい。現地状況、風の状態、荷下げ場所など確かめているとのこと。同時に「そろそろ行くよ!」の合図でもある。
しばらくして、1本の電話。
ヘリ発着場にいるオーナーより、荷上げ品の順番報告入る。やはり食料優先。まずは食料と燃料がくる。皆、配置につく。と言っても館内からヘリ良く見える場所で、スマホのカメラ起動とアングル確認。
山々に囲まれた場所で、再びヘリの音が聞こえてくる。山間から急に現れたそのヘリには、モッコがぶら下がっている!一直線に小屋に向かってくる。やや前のめりに見える形がカッコイイ!
ベテランが旗を振り、「ここに降ろしてぇ〜!」という合図を送る。ヘリの後部にはロープやフックを操る方がいて、パイロットに指示を出している様子。これが見事に指定した場所に荷を降ろす。すぐにロープを付け替え、飛び去っていく。この光景に圧倒され、スマホカメラ起動したまま作業に移る。
最初に食料と聞いていたが、形がおかしい…。モッコ、シートを解くと、どれも箱か潰れており、原型を留めていないのもある。また量もすごい。これを皆で館内に運び、種類毎に分け、荷上げ日を記入して、所定の格納場所へ。特に冷凍・冷蔵品はスピード以上のスピードが要求される。到着時には解凍モード入っている品が多々見受けられる。それらを素早く所定の場所に格納。するとまたヘリの音!今度は燃料だ。ドラム缶が空遊している。燃料は力自慢1名に任せ、残りバイトで食料整理。

次のヘリまでちょっと時間空き、そのちょっとの間に反省会。と言っても、ダメ出しではなく、
「4箱持てるのスゴイね!」
「ロープ解くの速い!」
「冷蔵庫の入れ方上手!」
「ダンボールまとめるの助かる!」
など、お互いを褒めまくる。自然と役割も決まったみたいだった。

ヘリ来る、荷物捌く、格納、褒める、を繰り返し、なんとか荷上げも無事終了。最後の荷上げの時、ヘリに向かって両手でバイバイ。「ありがとう!」と「連れて帰って!」の気持ちが入り混じる。ヘリからも手振ってくれたり、最後旋回してくれたのがとても印象的であった。

食料も揃ったし、私物も無事に荷上げあり、皆に笑顔が溢れる。今夜からバイト小屋生活始まるのを忘れているこのひとときに、平和と幸せを感じた。

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