【日立/那珂湊】東へ西へ車中泊で日本一周
「パパ、いい天気よ。」
妻の言葉に頷きながら目覚めたのは、道の駅常陸大宮。

今日は暑くなりそうだ。
昨夜からお世話になった道の駅常陸大宮は、驚くほど静かで心地よい夜を提供してくれた。
愛犬のモカを連れて周囲を軽く散歩する。

モカは小さな尻尾をちぎれんばかりに振って、朝の涼しい空気を楽しんでいた。
今日は茨城海鮮ツアーだ。
ただ、日中はモカを車内に残すことが多くなる。モカにとって、これからの季節の暑さは大敵だ。
サブバッテリーの残量を確認し、エアコンの温度設定を念入りにチェックする。
最初の目的地は、日立おさかなセンター。

駐車場に到着すると、すでに気温はぐんぐんと上がっていた。
まずはモカの体調を最優先に、日陰を選んで短い散歩を済ませる。
車内のエアコンをしっかり稼働させ、モカにお留守番をお願いした。
ここでの狙いは、自分で好きな食材を選んで焼く「浜焼き」だ。

システムは至ってシンプル。席料は70分で185円(税抜)。あとはズラリと並んだ新鮮な魚介類から、食べたいものを皿にのせて最後に精算する仕組みだ。
私たちが選んだのはこちらのラインナップ。


大アサリ、牡蠣、赤海老、ほっけ、 蟹味噌。
これだけ贅沢に盛って、お会計は2,400円。
網の上にのせると、すぐに磯のいい香りが立ち上ってきた。

大アサリは身がプリプリ、牡蠣は濃厚で「やっぱり美味い!」と思わず声が出る。

香ばしく焼けた海老も最高だ。

まだまだ胃袋には余裕があったが、次の目的地のために、ここはグッと我慢して車へ戻った。
モカは涼しい顔でスヤスヤと眠っていた。
次に向かったのは那珂湊おさかな市場。しかし、目的地のはるか手前から大渋滞に巻き込まれてしまった。ノロノロ運転の末、やっと駐車場に着いたと思いきや、係員さんから衝撃の一言が。
「キャンピングカーはここはNGです。近くの無料駐車場へ行ってください」
「それなら最初から言ってよ、並ばずに済んだのに……」と苦笑いしつつも、気を取り直して指定の場所に車を停めた。

エアコンの効いた車内でモカに再び留守番を頼み、活気あふれる市場へ歩く。

今回のお目当ては回転寿司だ(ちなみに店内は動画撮影NG)。

しばらく列に並んで席に着き、流れてくる寿司を見て驚いた。
ネタがとにかく大きい。

口に運ぶと、新鮮な海の幸の旨味が広がる。

「旨いね」「うん、最高」。

大満足でお腹いっぱいになった。
次は少し足を延ばして、日本三大名園の一つ「偕楽園」へ。
偕楽園下の駐車場(500円)にキャンピングカーを停めた。

ここもペットの入場はNGのため、モカにはお留守番を。
一歩足を踏み入れると、広大な梅林と、静寂が広がる美しい竹林が私たちを迎えてくれた。

徳川斉昭が自ら設計したという「好文亭」へ足を運ぶ。
そこから見渡す景色はまさに絶景だった。

目の前に広がる千波湖(せんばこ)が借景となり、見事な景観を作り出している。
その歴史ある美しさが、静かに心に染み渡っていく。
今夜お世話になるのは道の駅常総。
ここからは65kmの下道だ。

茨城を走っていて思うのは、空が広いこと。高い建物や大きな山がないので、空を遮るものが少ないからか、空が広いとしきりに感じる。

道の駅常総に到着したのは19時頃だった。

まずは併設されている温泉施設「お湯むすび」へ。


お湯に身を委ねると、今日1日の旅の疲れと汗が、じんわりと溶け出していくようだった。
キャンピングカーに戻り、冷たいビールを取り出す。
時計を見ると、乾杯の時間にはもう20時半を回っていた。
「お疲れ様。お腹空いたね」
「今日も本当に、よい一日だったね」
茨国の夜に乾杯!
今夜はこのあたりで…。
