見出し画像

癒えたと思っていた感情が不意に蘇った昼下がり

午後のひととき。
なんだか頭が重だるくて、しばらく横になっていた。

目を閉じると、すぐに浅い眠りへと落ちていった。
そして、夢の中で思いがけず、強い“怒り”が自分の中から湧きあがってきた。

もうとっくに終わったと思っていたことだった。
何年もかけて癒したつもりだったし、
もうあの出来事について語ることも、思い出すことも少なくなっていた。

だからこそ、こんなふうに夢に出てくるなんて、
少し驚いたし、どこかでショックを受けている自分もいた。

 

「まだ残っていたのかもしれない」
そう思った瞬間、胸の奥がじわりと疼いた。

でも、もうひとつ思ったことがある。

もしかしたら、
夢は、わたしの中に残っていた澱(おり)を
そっと浮かび上がらせてくれたのかもしれない。

眠っている間に、
心の奥に沈んでいた小さな欠片を、
優しくすくいあげてくれたのかもしれない。

怒りという感情は、とてもエネルギーの強いもの。
だからこそ、抑えこんでいると心や体を疲れさせてしまう。
けれど、夢の中でなら、少しだけ自由になれるのかもしれない。

 

目が覚めたあとのわたしは、少しぼんやりしていたけれど、
どこか軽くなったような気がしていた。

怒りが出てきたことは、きっと“まだ未熟”なのではなく、
“もう手放せる準備が整った”というサイン。

癒しはいつも、静かに進んでいく。

 

わたしは今日も、自分のペースで歩いていく。

感情に気づけたこと、
夢が教えてくれたこと、
そして、今こうして穏やかに在れることに。

ありがとう、とそっと心の中で呟いた。



怒りは、大切なエネルギー。
わたしは今、浄火の炎で羽ばたき直す──。

いいなと思ったら応援しよう!

はじまりの星 応援いただけると嬉しいです✨