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【140字小説】いつものりんりん【シロクマ文芸部】【超短編小説】

熱帯夜の温い風が、壁に吊るした浴衣を揺らす。

体温計は38.8℃。

あきらめのLINEを送信。

遠くで花火が上がりはじめる。

浴衣を着て彼と並ぶ自分を想像し目を閉じた。

玄関でガサガサと物音。

枕元で通知が光る。

コンビニの袋を掛けたドアノブの画像。

彼の自転車のベルが、リンリンと涼しく響いた。




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