詩 #6|金魚と青空
湿ったアスファルトの上で
二匹の金魚が青空を受けていた
時刻は未明
しかし召集はいつも雨粒に乗ってやってくる
彼らは水面を叩く音に
波打つ法華経を聞いたようだ
物を言うことも所詮は嘘で
全ての生き物は終に亡骸を通して
問うことしかできないのだろう
残酷な青空へ
艶々とした鱗だけが
赤い光を返していた
湿ったアスファルトの上で
二匹の金魚が青空を受けていた
時刻は未明
しかし召集はいつも雨粒に乗ってやってくる
彼らは水面を叩く音に
波打つ法華経を聞いたようだ
物を言うことも所詮は嘘で
全ての生き物は終に亡骸を通して
問うことしかできないのだろう
残酷な青空へ
艶々とした鱗だけが
赤い光を返していた