まもなく1歳になる息子を連れて、渡米する姪っ子へ
姪っ子が、まもなく1歳になる息子を連れて、
旦那さんと渡米することになった。
世渡り下手な私と違って、
姪っ子はしなやかな感性の持ち主だから、
きっと私より乗り越える力はあると思う。
でも、向こうに行ったら、基本は旦那さんと二人。
しかも、これから子どももどんどん大きくなって、
イヤイヤ期も向こうで迎えることになる。
楽しいことも、もちろんいっぱいあると思う。
でも、
「どうしたらいいんだろう」
「もう無理」
って思う夜も、
もしかしたらあるかもしれない。
私自身、育児をする前は、
「頑張ればなんとかなる」
「ちゃんとやれば、ある程度はうまくいく」
って思ってた。
母親になったら、
我慢するのは当たり前。
子どものためなら、
自分のことは後回し。
子どもが人に迷惑をかけたら、
それは母親である私の責任。
そんなふうに、
いろんなものを背負ってた気がする。
でも。
育児って、びっくりするくらい思い通りにならない(笑)
どんなに頑張っても、
自分ではどうにもできないことがある。
私は育児で初めて、
それを嫌というほど思い知った。
でも今思うと、
その「どうにもならなさ」に、
私はずいぶん育ててもらったんだと思う。
人を頼ること。
全部自分の責任にしなくていいこと。
自分と子どもは別の人間だということ。
「こうあるべき」を手放すこと。
そして、
自分がいっぱいいっぱいになるまで
頑張らなくていいこと。
だから姪っ子に送るとしたら、
「頑張ってね」
より、こんな言葉を伝えたいと思う。
もし、
何をしても息子が泣き止まなかったら。
「今日は泣きたい日なのかもしれない」
くらいでいい。
よその子と比べて不安になったら、
「この子、大丈夫かな」
の前に、
「私、今日はちょっと疲れてるのかもしれない」
って、自分のことも心配してあげて。
「私、全然いいお母さんじゃない」
って思ったら、
毎日お世話してること自体が、もう愛情だよ。
旦那さんに腹が立ったら、
どっちが正しいか、どっちが大変かを決めるより、
「二人がなるべく楽になるにはどうする?」
を一緒に考えてほしい。
子どものために、
自分を犠牲にし続けなくていい。
私はむしろ、
あなたがなるべくご機嫌でいられることも、
息子にとって大事なことなんじゃないかと思う。
私は、姪っ子のことを
そんなに心配してない。
できることはやって、
できないことは人に頼れる。
私はそれって、
すごい才能だと思う。
だから、
彼女ならたぶん大丈夫。
でも、
「大丈夫」って、一人で何でもできるって意味じゃない。
もし、どうしても「もう無理」ってなったら、
旦那さんを頼っていい。
誰かを頼っていい。
電話してきていい。
泣いていい。
どうしても無理だったら、日本に帰ってきたっていい。
それは一個も、失敗じゃない。
この手紙に書いたことも、
別に全部覚えてなくていい。
おばちゃんの言うことなんて、
半分くらい聞き流してくれていい(笑)
ただ、一個だけ。
日本には、あなたのことを大事に思ってる人がいる。
あなたは一人じゃないよ。
いってらっしゃい。
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✦ SAIKO / 「止まる」をひもとく伴走者・コーチ
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