地底の町 銀波蒼 2026年7月24日 17:27 外に出たように感じるほど広々とした空洞の天井部は地下三階分かそれ以上の高さがあり、通気孔のような小さな孔がいくつもあいている。 あちこちでかがり火がたかれ、煙が上がり、辺りは夕暮れのような暖色の空気に包まれている。 往来する人々の白い衣服が暗がりに浮び、灯火の影がちらついて、かげろうのようにゆらめいている。 ささやき声と衣擦れの音が重なる雑踏の中で、ヒラクは見知らぬ異国の町に迷い込んでいた。 tales.note.com #TALES ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #Tales #スピリチュアルファンタジー #神ひらく物語 #セーカ編