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『けんいちさん家』 第14話

第14話「家族キャンプでハプニング連発!」

(自然と家族と、大混乱の一日)


🌟 登場人物紹介(キャンプ特別版)

🧔‍♂️ 健一(けんいち)・48歳
「自然の中で癒されたい」などと言い出した張本人。だがキャンプの知識はゼロに等しい。火起こしと格闘する運命にある。

👩‍🦰 有里(ゆり)・45歳
下調べと持ち物リストは完璧。段取り女王の本領発揮だが、予想外の“自然の洗礼”に静かにブチギレる。

👦 洸司(こうじ)・7歳
虫と星と双眼鏡が好きな少年。キャンプを「自然観察チャンス」と捉え、メモ帳片手に現地入り。

👧 泉(いずみ)・3歳
虫を見て「おともだち!」と突進する野生児。寝袋の上でバナナを食べながら歌うのが夢。

👶 健雄(たつお)・0歳
虫よけスプレーをふりかけられすぎて香る赤ちゃん。蚊も逃げていく静けさをまとい、テントの中でじっと見つめている。


(土曜の朝、出発準備中)

健一(リュックに寝袋を詰めながら)
「いや~、ついに来たな。キャンプ。自然の中で、火を起こして、語らって……うん、ロマンだ」

有里(トランクに荷物を詰めながら)
「虫よけ、ウェットティッシュ、ポンチョ、ポータブルバッテリー、全部入れた?」

洸司(双眼鏡を首にかけ)
「パパ、カセットコンロ持った?」

健一(ドヤ顔で)
「火起こしは“男の仕事”!ライターと新聞紙があれば――」

有里(食い気味に)
「……持ってって」

泉(すでに長靴でジャンプ)
「いずみ、むしのなかまとキャンプいくのー!」

健雄(バウンサーから)
(虫との“なかま”って、概念が広い)


(キャンプ場到着。自然がまぶしい)

健一(草の上に立ち、深呼吸)
「おぉ……空気がうまい……!」

洸司(メモをとりながら)
「湿度68%、虫の飛翔数やや多め。これは……蚊の巣窟かも」

有里(テントの説明書を広げ)
「はい、じゃあ立てて。私は食材の仕分けするから」

健一(ポールを持ちつつ)
「任せろ……よし、このポールをこっちに……ん?逆?……あれ?」

泉(テントの上に座りながら)
「ぱぱー!おうちやぶれたー!」

健一(真顔で)
「……それ、フライシート。まだ設営途中です」

健雄(ベビーカーで見つめながら)
(すでに“難易度:中級者向け”)


(昼頃、火起こしタイム)

健一(必死でうちわを扇ぎながら)
「うぉぉぉ……つかない……新聞紙、焦げるだけ……」

有里(カセットコンロに点火しながら)
「はい。文明の力、使います」

洸司(火と灰を観察しながら)
「パパ、火力より煙量がすごいよ」

泉(マシュマロ持ちながら)
「いずみ、これ、やきたい〜!」

健雄(静かに見守りながら)
(マシュマロが最初に焼ける家族)


(夜。キャンプ場に虫の音。夕飯を囲んで)

健一(紙皿を持ちつつ)
「なんだかんだで……この時間、いいな」

有里(ポータブルランタンを灯しながら)
「静かにご飯が食べられるだけで幸せね……」

洸司(星を見上げて)
「うわ、天の川だ……!パパ、来てよかったね!」

泉(寝袋の中でバナナ)
「おそとでねるって、たのしい〜♪」

健雄(テントの隅で目を細め)
(今日、いちばん汗かいたのは……たぶんパパ)


(深夜。虫の音だけが響く)

健一(寝袋の中でぽつり)
「……自然って、いいけど……体はバキバキだな……」

有里(隣で小声)
「来年も行く?」

健一(即答)
「行く」

健雄(静かに目を閉じ)
(そのときすでに、次回のテント設営地獄が予約された)


✨つづく


🔮次回予告:第15話「ママの“ひとり時間”が消えた日」

たまには一人でカフェに行きたい――
そう願った有里に訪れた、貴重な“自分時間”。

しかしその日は、なぜか健一が後をつけ…!?
洸司はママを見守り、泉はカフェに乱入、健雄はミルクを待ちながら静観!

次回、「ママの“ひとり時間”が消えた日」
果たして、誰にも邪魔されない時間は存在するのか!?

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