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『けんいちさん家』 第7話

第7話「パパ、PTAデビューで大ピンチ!?」

(気楽に引き受けたその日から、パパの試練が始まった――!)


🌟 登場人物紹介

🧔‍♂️ 健一(けんいち)・48歳
家庭の平和が第一の中間管理職パパ。料理と家族には自信があるが、学校行事にはまったくの素人。
今回はPTAの“洗礼”を受けることに……!

👩‍🦰 有里(ゆり)・45歳
作戦立案と情報収集の女王。PTA歴5年目で、裏ルールも熟知。
「油断したら“副会長”になるから気をつけてね」が口癖。

👦 洸司(こうじ)・7歳
PTAという謎の組織に興味津々。観察力を活かしてパパをサポートする作戦を立てる。

👧 泉(いずみ)・3歳
「ぱぱががっこういくの!?やったー!」と、なぜか大喜び。応援歌を勝手に作る。

👶 健雄(たつお)・0歳
今日も静かに観察中。PTAを“社会的儀式”と呼ぶ意識の高さ(たぶん)。


(日曜日の朝、リビング)

有里(朝食を準備しながら)
「ねえ健一、来週のPTA役員会、代理で出てくれない?」

健一(トーストをくわえながら)
「え、PTA?行くだけでしょ?お茶飲んで拍手するだけのやつ?」

有里(ピタッと動きを止め)
「違う。“拍手するだけ”の人が“副会長”にされるの」

健一(思わずトーストを落とす)
「……な、なんだって!?」

洸司(図鑑を閉じて)
「パパ、油断すると“役職地雷”を踏むから気をつけてね。特に“誰もやらないなら私が…”って言っちゃダメだよ」

泉(椅子の上で踊りながら)
「ぱーぱ、がっこうで、がんばれー♪しんちょーに、はくしゅして〜♪」

健雄(バウンサーに揺られながら)
(すでにフラグ、立ちまくってるな)


(PTA役員会当日。体育館の会議室)

健一(スーツで気合い満々)
「よし、今日は“静かにしてるだけのおじさん”で乗り切る!」

(会場に入ると、保護者たちの緊張感がビシビシ)

司会者(きりっと)
「では、今年度の役員決めを始めます。まず会長……どなたか、いらっしゃいますか?」

(シーン……)

健一(心の声)
(あっ……誰も手を挙げない……これが……例の沈黙タイム!?)

司会者
「では……“誰もいないなら、くじ引き”で……」

健一(小声)
「くじ……!?くじってそんな制度あるの!?」

(ざわつく中、健一の横のベテラン母が耳打ち)

ベテラン母
「今、“誰か手を挙げれば英雄”タイムだから、気をつけて」

健一(手を押さえながら)
「上がるな……俺の手、上がるな……!」


(数分後)

司会者
「では、副会長……どなたか、いらっしゃいますか?」

(沈黙が再び会場を包む)

健一(そっと目を閉じて耐える)
(ここでうっかり咳とかしたら、任命される……耐えろ、俺)

(しかし――)

隣の保護者
「あの……そこの男性の方、いかがですか?男手、貴重なので」

健一(にこっと愛想笑い)
「あ……いや……えーと……」

(数秒後)

健一(小声で)
「やります(震)」

健雄(心の声)
(父、まさかの“副会長任命エンド”)


(夜。帰宅後のリビング)

有里(穏やかに)
「で、どうだった?」

健一(うなだれて)
「副会長……になりました……」

洸司(ため息まじり)
「パパ、挙手はしてないのに、選ばれるって……逆にすごいね」

泉(拍手しながら)
「ぱぱ〜♪すごい〜♪ふくかいちょーって、なーに〜?」

健一(ぼそっ)
「俺にもまだ、よくわからない……」

健雄(湯たんぽの中で目を細め)
(次回、“パパ、初仕事で爆発する”の巻、確定だな)


✨つづく


🔮次回予告:第8話「パパ、PTA初仕事で玉砕!?」

副会長として初仕事を任された健一。
その任務とは……「運動会の用具チェック」!? 

スニーカーで砂まみれ、マイクでアナウンス、そして校庭で迷子の泉を追いかけ回すはめに!?
有里の手作りおにぎりが唯一の希望……!

次回、「パパ、PTA初仕事で玉砕!?」
お楽しみに!

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