沈黙は、会話の失敗ではありません。むしろ、めちゃくちゃ必要な時間です。

こんにちは。白圡祥子です。
このNOTEは、
私がこれまでの人生で出会った出来事や学びの記録です。
嬉しかったことも、苦しかったことも、
振り返ればすべてが今の私をつくってくれました。
ここで綴る言葉が、
同じように悩んだり迷ったりしている誰かのヒントになれば。
そんな願いを込めて、日々発信していきます。
自分自身のために学び、考え、乗り越えてきた経験が、誰かの心を少し軽くしたり、一歩を踏み出すきっかけになったら嬉しいです。
先日、歯医者さんでインプラント治療の説明を受けたのですが。。。
インプラントは高額な治療。
だから私は、これまで感じていた口の中の違和感を、
「どう説明したら、ちゃんと伝わるかな?」
と、自分の中で言葉を探しながら慎重に話そうとしていました。
ところが、カウンセリングをしてくださった方が、
「それは、こうですね」
「ああ、だからこうなんですね」
「私の場合は……」
と、私の話を遮って、どんどん自分の話を始めたんです。
きっと、「あなたに共感してますよ!」という優しさからだと思います。
でも私は、
「まだ私の話、終わってないんだけど……」
という気持ちになりました。
結局、伝えたかったことの半分も話せないまま、
歯科医の先生にもう一度、自分が感じていたことを説明することになりました。
さっきの事前カウンセリングはなんだったの?
という出来事から、
「これって、私たちの体験会や相談会でも同じことが起きていないかな?」
と思ったんです。
「私も!」は、ちょっと待って!!
お客様が、
「最近、仕事がうまくいかなくて……」
と話したとき、
「分かります!私も以前……」
と、自分の話に持っていっていませんか?
共感したい気持ちは分かります。
仲良くなろう。
距離を縮めよう。
そんな気持ちが先走ってしまうのもわかるのです。
でも、お客様は今、
あなたの話ではなく、自分の話をしている途中なんです。
だからまずは、
「そうだったんですね」
「それから、どうなったんですか?」
と、もう少し聴いてみる。
自分の経験を話すのは、その後でも遅くありません。
なぜなら、
沈黙も大切な傾聴するための技術の一つだからです。
お客様が言葉に詰まると、
「何か言わなきゃ」
「私が言葉にしてあげなきゃ」
と、ついこちらが話で埋めたくなります。
でも、その沈黙は、
お客様が自分の心の中を整理している時間かもしれません。
「どう伝えよう?」
「本当は何を感じているんだろう?」
と、頭の中で言葉を探しているのかもしれない。
だから、数秒の沈黙くらい、怖がらなくていい。
むしろ、その余白を残してあげる。
すると、その後に、
「実は……」
と、本当に話したかったことが出てくることがあります。
聴くというのは、話さないことでもある
カウンセリングやコーチングでは、
「何を質問するか」
「何を伝えるか」
に意識が向きがちです。
でも、
相手の話を最後まで奪わないことも、立派な「聴く」なのです。
「私も!」と思ったら、ちょっと待つ。
沈黙があったら、少し待つ。
そして、
「この人は今、私に何を伝えようとしているんだろう?」
と考える。
あなたが話す番は、ちゃんと後からやってきます。
お客様が、
「この人は、私の話をちゃんと聞いてくれた」
と感じること。
そこから、本当の信頼関係が始まるのだと思います。
次の相談会では、
「私も同じ!」と思った瞬間こそ、自分の話を一旦しまっておく。
そして、お客様が沈黙したら、すぐに埋めない。
その数秒を、大切にしてみてください。
沈黙は、会話の失敗ではありません。
お客様の心が動いている時間かもしれません。
