【Suno AI × Gemini】架空の歌姫をゼロからプロデュースしてみた。楽曲からWebサイトまで、全部AIと作った記録。

「もしも自分が音楽プロデューサーだったら?」
そんな妄想をしたことはありませんか?
でも、楽器は弾けないし、作曲理論もわからない。
Webサイトを作るコードだって書けない(多少はわかります)。
…けれど、今は「生成AI」があります。
今回は、音楽生成AI「Suno」と、対話型AI「Gemini」を使って、実在しない架空の女性アーティスト「歩音(Ayune)」を爆誕させ、1stミニアルバムをリリースし、公式Webサイトまで構築してしまった「本気のプロデュースごっこ」の記録を紹介します。
クリエイティブの常識が少し変わるような、ワクワクする体験でした。

1. 架空のアーティスト「歩音(Ayune)」の誕生
まずはコンセプト作りです。
ただ曲を作るだけでなく、「どんな人が歌っているのか?」という背景(ストーリー)があることで、音楽はより輝きます。
AIと壁打ちしながら決めた設定はこんな感じ。
アーティスト名: 歩音(Ayune)
キャッチコピー: 「地球の裏側でも、私のプレイリストは止まらない。」
設定: 東京生まれ、世界育ちのバイリンガル。孤独な夜の独り言から生まれたラップと、透き通るようなボーカルが特徴。
所属レーベル: SHIBATAAAAANNN Records(架空のレーベルです笑)
「国境を越える」「移動」「光と影」といったキーワードを軸に、少しアンニュイだけど芯のあるキャラクターを構築しました。
写真素材は、「Studio.Stock」さんから拝借しました。
肌感などをPhotoshopで加工しました。

2. Suno AIで楽曲制作
コンセプトが決まったら、次は楽曲制作です。
使用したのは音楽生成AI「Suno」。
歌詞のイメージや曲調(ジャンル)を入力するだけで、ボーカル付きの楽曲を生成してくれる魔法のようなツールです。
今回は1st Mini Album『BORDERLESS』として、全6曲を制作しました。
『いち、に、さん、よん』:新しい一歩を踏み出すオープニングナンバー。
『クロックワーク』:都会の喧騒と焦燥感を描いたミクスチャー・ロック。
『居場所』:旅の果てに見つけた安らぎを歌うバラード。
etc...
歌詞には英語と日本語を織り交ぜ(バイリンガル設定を活かして!)、AI特有の「意外なメロディライン」を何度も試行錯誤しながら選定しました。
正直、クオリティが高すぎて「これ、本当にAI?」と鳥肌が立つ瞬間が何度もありました。

3. Geminiと作る「公式Webサイト」
曲ができたら、それを届ける場所が必要です。
そう、公式アーティストサイトです。
私はプロのWebエンジニアではありませんが、ここでもAIが相棒になります。
「歩音の世界観を表現したい」「ダークでエモーショナルな雰囲気にしたい」とGeminiに伝え、HTML/CSS/JavaScriptのコードを書いてもらいました。
こだわりポイント:
世界観の統一: ダークグレーを基調とした没入感のあるデザイン。
レスポンシブ対応: スマホで見てもPCで見ても美しく表示されるように調整(ここでのバグ修正もAIと一緒に行いました)。
演出: スクロールに合わせて「ふわっ」と浮き出るアニメーションや、ライナーノーツや歌詞が展開するギミック。
Coming Soonページ: SNSリンクの準備中ページまでしっかり作り込みました。
コードをコピペして、ブラウザで確認して、「ここの文字をもう少し小さく!」「スマホだと画像がはみ出てる!」と修正をお願いする。
まるで専属のWebデザイナーに指示を出しているような感覚で、サイトが組み上がっていきました。
構造としては、LP(ランディングページ)のような縦長1枚のサイトです。
コツは最初から複雑な構造やたくさんの要望を詰め込まずに、まずはシンプルな最低限の構造を作ること。
一旦構築できたら、そこからひとつずつ要望を伝えて実装していくと、手戻りが比較的少なく済みます。
Geminiが3.0になって、この程度のサイトならほとんどバグらしいバグはなく、ものの1分でコードを書いてくれました。

4. そして、リリースへ
こうして、架空のアーティスト「歩音」のデビュー準備が整いました。
楽曲があり、ジャケット写真があり、ライナーノーツがあり、Webサイトがある。
実体はないけれど、そこには確かに「物語」が生まれています。
実際のサイトはこちら
試聴はこちら(Sunoのリンクなど)

5. 宣伝用ショート動画もAIで制作
宣伝用っぽい動画も、生成AIの力を使って制作しました。
まず、前述の「Studio.Stock」さんから曲のイメージに合う画像をチョイス。
Adobe Photoshopを使って縦長の画像を横型にします。

横長のカンバス(1920px X 1080px)の中央に縦長の写真の被写体が来るように配置して、両側の足りない部分を「生成塗りつぶし」で生成しました。

次に、横長になった画像をAdobe Fireflyで動画にします。
開始フレームに取り込んで、プロンプトを入力します。
例では「カメラ目線の女性が笑顔でこちらを見ている。時折、目線を外す。左手で髪をかき上げる仕草。最後に微笑む。」として生成しました。

事細かく、正確にこういう動きをしてほしい、という場合は、より細かなプロンプトが必要でしょう。今回は、特に具体的な動きというよりは、雰囲気が出ればよかったので、ざっくりとしたプロンプトでOKでした。
それぞれの曲で数秒ずつ制作した短い動画を、Adobe PremiereProで繋いで1本の動画(46秒)にしました。


まとめ:AI時代の「プロデュースごっこ」
今回やってみて感じたのは、「AIは、人間の妄想を現実に引きずり出してくれる最強のブースターだ」ということです。
頭の中にあった「こんなアーティストがいたらいいな」という曖昧なイメージが、AIという手足を得ることで、音楽となり、ビジュアルとなり、Webサイトとなって目の前に現れる。
この快感は、クリエイターにとってたまりません。
「SHIBATAAAAANNN Records」では、今後も歩音の活動(?)や、新しい架空アーティストの発掘を行っていく…かもしれません。
皆さんも、自分だけの「架空のスター」をプロデュースしてみませんか?
想像以上に、沼ですよ。
Credit:
Music Generator: Suno AI
Web Coding & Produce Assistant: Gemini
Produced by: SHIBATAAAAANNN Records
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