夏の夜空に2,000発。安芸太田「戸河内まつり」と、山あいの宿でしか味わえない時間
八月の頭、広島の山あいに大きな花火が上がります。
「第33回 安芸太田町ふれあい戸河内まつり ~再再来祭(さいさいきんさい)~」が、2026年8月1日(土)に開催されます。会場は戸河内ふれあいセンター周辺。夕方16時からステージや屋台が立ち並び、フィナーレの21時からは約2,000発の花火が夜空を彩ります。(出典: DIVE! Hiroshima)
海沿いの大規模な花火大会とはひと味違う、山の町ならではの手づくり感のあるお祭り。地元グルメが並ぶ「がんす横丁」、子どもが夢中になるおもちゃすくいやワークショップ、そして梶原神楽団による神楽の公演まで。地域の人たちが一年かけて準備してきた温かさが伝わってくる内容です。中国自動車道・戸河内ICから車で約10分というアクセスの良さも、遠方からの来場者にはうれしいポイントです。
▼イベントの詳細はこちら(出典: DIVE! HIROSHIMA)
山あいの祭りが持つ、独特の熱量
広島・宮島・瀬戸内エリアで宿を営んでいると、季節ごとにさまざまなお祭りやイベントと向き合うことになります。その中で、こうした山間部のお祭りには、都市部の大規模イベントにはない魅力があるといつも感じます。
ひとつは、花火との距離の近さです。周囲を山に囲まれた盆地状の地形では、打ち上がった花火の音が山肌に反響し、体の芯まで響いてきます。開けた海辺で見る花火が「広がり」の美しさだとすれば、山の花火は「包まれる」感覚。同じ2,000発でも、体感はまるで違います。
もうひとつは、祭りが終わったあとの静けさです。フィナーレの余韻が消えると、山あいの町は一気に本来の静寂に戻ります。この「賑わい」と「静けさ」のコントラストこそ、日帰りでは決して味わえない、宿泊してこそ得られる贅沢だと私たちは考えています。
「泊まる」ことで、祭りは体験に変わる
お祭りの日、多くの方が気にされるのが帰り道の混雑です。花火終了後の道路は、どうしても車が集中します。会場からの臨時バスも運行されるとはいえ、遠方から日帰りで訪れると、感動の余韻に浸る間もなく帰路の運転に神経を使うことになりがちです。
だからこそ、私たちは「近くに泊まる」という選択肢を、あらためておすすめしたいのです。花火を見終えて、そのまま温泉に浸かり、山の夜風に吹かれながら一日を振り返る。翌朝は鳥のさえずりで目を覚まし、三段峡や恐羅漢山といった安芸太田の大自然へ足をのばす。お祭りを「点」の体験ではなく、一泊二日の「線」の体験に変えられること。これが、山の宿が提供できる一番の価値だと思っています。
結びに
私たちが安芸太田で運営する「いこいの村ひろしま」は、まさにこうした山の時間を楽しんでいただくための宿です。標高の高い立地から広がる眺望、天然温泉、そして地元食材を使ったお料理で、お祭りの前後をゆったりとお過ごしいただけます。
戸河内まつりの2,000発の花火を、慌ただしい日帰りではなく、山あいの宿でゆっくりと。この夏、そんな過ごし方を選んでみてはいかがでしょうか。皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
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