予後180日の宣告を越えて。屋根裏で出会った「10グラムの命」と私の、絶対に諦めない12年
12年前、屋根裏で出会った5匹の子猫。
目も開かず、手のひらで震える10グラムの命を、夢中で守り抜きました。猫を育てるのは初めて。3時間おきの授乳と排泄の介助。生き残った4匹は、私にとって「世界一愛おしい家族」になりました。
しかしある日、1匹の異変に気づきます。
突きつけられた「残酷な真実」と、直感を信じた転院
最初に行った病院では「肝臓の炎症」との診断。けれど、薬を飲ませても悪化するばかりでした。
「おかしい」
私は直感を信じ、手話通訳を伴って別の熟練医の元へ向かいました。そこで手話を通じて突きつけられた真実は、あまりに残酷なものでした。
• 診断名:肥大型心筋症
• 状態:うっ血と腹水
• 余命:予後平均180日
あんなに小さかった命を、やっとここまで守ってきたのに……。

奇跡の回復、そして「24時間の守護者」へ
けれど、そこから奇跡が起きました。先生の腕を信じて治療を続けた結果、腹水が消え、炎症が収まったのです。先生の表情に明るさが戻ったあの日を、私は一生忘れません。
私は、この子のために家の環境をすべて変えました。
愛猫のために整えた「命を守る環境」
• 手作りの猫用階段: 足腰への負担を最小限に。
• 1度単位の空調管理: スマホで外出先からも心臓に優しい温度をキープ。
• 一分一秒の共有: 常に変化に気づけるよう、生活のすべてを猫中心に。
一分一秒でも長く、この子のそばにいたい。その一心で、東大進学という目標すら、家から通える大学への変更を迷うほどでした。
「守るべき命」が、私を強くする
迷いの中にいた私ですが、ある凄腕の塾講師との出会いによって、再び受験勉強の火がつきました。
「守るべき命があるから、私はもっと
強くなれる。」
180日の壁を越えて。
私たちは今日も、一緒に生きています。


