海外で暮らすって、実際どんな感じ?韓国で暮らしてみた私の話
「韓国が好きだから、いつか韓国に住んでみたい」
「韓国人と結婚したら、韓国で暮らすことになるのかな」
「旅行で何度も行っているし、韓国語も日常会話くらいなら大丈夫」
もし、そんなふうに考えているなら、たぶん一度はこう思ったことがあるはずです。
「実際、韓国で暮らすってどんな感じなんだろう?」
旅行なら、困ったことがあっても数日で日本に帰れます。
おいしいものを食べて、買い物をして、観光して、「韓国楽しかった〜!」で終われる。
でも、暮らすとなると話が変わります。
スーパーで買い物をする。
病院に行く。
役所で手続きをする。
家族と生活する。
日本では当たり前だったことが、当たり前ではなくなる。
そして何より、
「私は日本人だけど、ここでどうやって生活していけばいいんだろう?」
という感覚が、少しずつ出てきます。
私自身、韓国で生活するようになるまでは、もっと単純に考えていました。
韓国は日本から近いし、飛行機に乗ればすぐ。
日本食もある。
日本人もたくさんいる。
スマホがあれば翻訳だってできる。
だから、なんとかなるだろう、と。
実際、なんとかなります。
……でも、
「なんとかなる」と「何も困らない」は、まったく違いました。
0.「海外暮らしって、毎日楽しそう」は、たぶん違う。
海外で暮らしている人のSNSを見ると、楽しそうな写真がたくさん出てきます。
おしゃれなカフェ。
韓国料理。
街歩き。
旅行。
かわいい雑貨。
日本とは違う景色。
もちろん、それも韓国生活の一部です。
私も、韓国で暮らしていて「楽しいな」と思う瞬間はあります。
でも、SNSにはなかなか出てこない時間もあります。
たとえば、言葉がうまく出てこないとき。
相手が何を言っているのか分からないとき。
「今の言い方、どういう意味だったんだろう」と、あとから何度も考えてしまうとき。
日本だったら何も考えずにできることなのに、
「これって韓国ではどうするんだ?」
と、一つ一つ考えなければならないとき。
そして、韓国で生活しているのに、ふとした瞬間に、
「日本に帰りたいな」
と思うこともあります。
でも、次の瞬間には、
「いや、私はここで暮らしていくんだ」
と思ったりする。
海外生活って、ずっとキラキラしているわけではありません。
むしろ私が実際に暮らしてみて感じたのは、
「楽しい」と「疲れる」が、ものすごく近いところにある生活でした。
1.「旅行で好き」と「そこで暮らす」は、こんなに違った。
韓国旅行が好きな人なら、韓国の便利さを感じたことがあると思います。
交通も便利。
コンビニもたくさんある。
デリバリーも充実している。
カフェも多い。
日本からも近い。
「これなら暮らせそう」
そう思うのも無理はありません。
私もそうでした。
でも、旅行と生活には決定的な違いがあります。
それは、
旅行では「自分に必要な部分」だけ見ればいいけれど、生活では「全部」が自分に関係してくること。
旅行なら、韓国語が分からなかったら翻訳アプリを使えばいい。
でも、毎日暮らしていると、
「この言葉、前にも聞いたけど何だったっけ?」
「今なんて言った?」
「この書類、何を書けばいいの?」
ということが積み重なっていきます。
そして、言葉だけではありません。
食事。
家の中のルール。
家族との距離感。
お金の使い方。
人との接し方。
生活音。
買い物。
ゴミの出し方。
病院や行政手続き。
日本では「普通」だったことが、韓国では「普通とは限らない」。
逆に、韓国では普通のことが、日本人の私には「えっ、そうなの?」となることもあります。
最初は一つ一つの違いが小さく感じても、それが毎日続くと、意外と大きなものになります。
だから私は、韓国で暮らすなら、
「韓国が好き」だけでは足りない。
と思うようになりました。
韓国を好きでいることと、
韓国で生活すること。
この二つは、似ているようで全然違います。
2.私が一番苦労したのは、「韓国語」だけではありませんでした。
海外生活について考えるとき、多くの人が最初に心配するのは語学だと思います。
もちろん、言葉は大きな問題です。
私も韓国語で困ることがあります。
日常会話なら何となく分かっても、突然知らない単語が出てきたり、早口で話されたり、電話だったりすると、一気に難易度が上がります。
特に困るのが、
「分からない」と伝えること自体が申し訳なく感じる瞬間。
相手に悪気がなくても、
「もう一回言ってもらえますか?」
「それはどういう意味ですか?」
と何度も聞くのは、思っている以上に疲れます。
でも、韓国で生活してみて気づいたことがあります。
私が苦労したのは、韓国語だけではありませんでした。
むしろ大変だったのは、
「日本だったらこうする」という自分の中の当たり前を、いったん横に置くこと。
でした。
「普通はこうじゃない?」
「なんでこうなるの?」
「日本ならこうなのに」
そう思う場面は、生活していれば出てきます。
そして、毎回それにイライラしていたら、こちらが疲れてしまう。
だからといって、全部を我慢して受け入れればいいわけでもない。
このバランスが、思っていた以上に難しかったです。
3.それでも、韓国で暮らしてよかったと思う。
ここまで読むと、
「じゃあ、韓国で暮らすのって大変なことばかりなの?」
と思うかもしれません。
もちろん、そんなことはありません。
むしろ、大変なことがあるからこそ、
「韓国で暮らしてみてよかった」
と思える瞬間があります。
日本にいたら、たぶん気づかなかったこと。
日本にいた頃なら当たり前すぎて、考えもしなかったこと。
自分が日本人であることを、逆に強く意識するようになったこと。
そして、
「自分って、思っていたより適応できるんだな」
と思えたこと。
海外で暮らすと、自分の知らなかった自分にも出会います。
最初から何でもできる必要なんてありません。
言葉が完璧じゃなくてもいい。
文化を全部理解できなくてもいい。
失敗してもいい。
ただ、
「分からないことがあっても、生活は続いていく」
ということを、少しずつ覚えていく。
それが私にとっての韓国生活でした。
ここからは、実際に韓国で暮らしてみて、「これ、先に知っておけばよかった」と思ったことを、できるだけ具体的に書いていきます。
ここまで読んで、
「じゃあ実際、韓国で暮らすには何が必要なの?」
「お金はどれくらいかかる?」
「韓国語はどの程度できればいい?」
「日本人が一番困るのは何?」
そんな疑問を持った方もいるのではないでしょうか。
正直、私も暮らし始める前に、こういうことをもっと具体的に知りたかったです。
「韓国は住みやすいよ」
「韓国は日本と似ているよ」
という情報は、探せばいくらでも出てきます。
でも私が欲しかったのは、そういう情報ではありませんでした。
欲しかったのは、
「実際に日本人が韓国で生活してみたら、何に困って、何にお金を使って、何に驚いて、何を知っておけばよかったと思ったのか」
という話。
だからここからは、私自身が韓国で暮らしてみて、「これ、先に知っておけばよかった」と感じたことを、7つに分けて紹介します。
これから韓国で暮らしてみたい人には、ぜひ知っておいてほしいことばかりです。
4.「これ、先に知っておけばよかった。」韓国暮らしを始める前に知っておきたかった7つのこと
知らないまま行くと戸惑うこと。
逆に、最初から知っていれば「そういうものなんだ」と思えたこと。
私が実際に生活して感じたことを、**「渡韓前の自分に教えるなら?」**という視点でまとめます。
5.結局いくら必要?〜韓国移住、私の場合〜暮らして初めて見えた「リアルなお金」の話
海外暮らしで一番気になるのは、結局ここ。
家賃だけではありません。
食費、交通費、通信費、生活用品、日本との行き来……。
「移住前」と「暮らすお金」はどのくらい?
私自身の実際の生活をベースに、できるだけ具体的に整理します。
6.「日常会話ができれば大丈夫」は本当?韓国で生活して分かった“言葉の壁”
買い物なら話せる。
簡単な会話もできる。
でも、病院や役所、電話になると……?
「韓国語ができる」の、その先にある壁について、実体験をもとに書きます。
7.「え、日本と違いすぎない?」日本人の私が実際に戸惑った生活習慣6つ
韓国に住んで初めて分かった、
「旅行中は気づかなかったけど、暮らしてみたら全然違った」
ということ。
ただの「日本と韓国の文化比較」ではなく、実際に生活して私がどう感じたのかを書きます。
8.「もう日本に帰りたい」それでも韓国に住み続けたいと思った理由
海外生活で一番しんどいのは、意外と生活そのものではないのかもしれません。
「日本だったら……」
と思ってしまう瞬間。
それでも、
「ここで暮らしてみよう」
と思える瞬間。
海外暮らしのリアルな感情の部分を書きます。
9.渡韓が決まったら、何から始める?最初の30日を乗り切るための実践ロードマップ
「で、結局何をすればいいの?」
という人のために、
渡韓前 → 初日 → 1週間 → 1か月
の順番で、私ならどう準備するかをまとめます。
10.最後に。海外暮らしに「向いている人」より、大切だと思ったこと
実際に暮らしてみて私が大切だと思ったのは、向き不向きだけではありませんでした。
「海外で楽しく暮らす自分」だけではなく、「何もない普通の日をここで過ごす自分」を想像すること。
つらくなったときに帰る道を残しておくこと。
「もう帰りたい」と思ったときも、すぐに答えを出さなくていいこと。
そして、できないことだけではなく、少しずつ「できるようになったこと」にも目を向けること。
韓国で暮らしている私が、今だからこそ伝えたいことを、最後にまとめます。
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