現場からはじめるIT改革 第10号 IBM62年史 後編
「IBMとの対立は、我々がOS/2 2.0を推したかったのに対し、彼らは1.3を推したかったことだ」
1991年5月16日、Bill Gatesが幹部社員に送った極秘メモには、こう記されていました。このメモの実物は、今もインターネット上で読むことができます。
前編では、メインフレーム覇権、産業スパイ事件、そして自社研究所で生まれたリレーショナルデータベースをOracleに先行された経緯を追いました。後編の主役は、IBMが独占にこだわり続けて完敗した3つの戦場——OS/2、Micro Channel Architecture、Token Ring——です。
そして、もう一つの問いも追いかけます。IBM自身は、これらの敗北を公式の企業史でどう語っているのか。実は、技術力で反撃できた失敗(データベース)は誇らしく語る一方、独占志向そのものが原因だった失敗(OS/2・MCA・Token Ring)は、固有名詞さえ一切登場しません。
Red Hat買収後のアジャイル化の実態、そして2025〜2026年のAI・量子コンピュータ戦略まで。IBMは本当に「独占志向」から学習したのか——詳細は、PDFでどうぞ。
