「似合う色が分からない」は、意外と普通のこと。
ヘアカラーの相談をしていると、
「何色にしたいですか?」
と聞かれても、うまく答えられない人は意外と多いです。
特別にやりたい色があるわけではない。
でも、せっかく染めるなら似合う色にしたい。
毎回なんとなくブラウンを選んでいるけれど、それが本当に自分に合っているのかは分からない。
そんな状態です。
パーソナルカラー診断というと、
「自分が何タイプなのかを知るもの」
というイメージが強いかもしれません。
でも、実際にお客様と接していると、診断を受ける理由はもっと日常的なものだと感じます。
何色でもいい。でも、似合う色にはしたい。
これは、とても多い相談です。
ヘアカラーをやめたいわけではない。
これからも続けていきたい。
でも、毎回自分で色を決めるほどのこだわりはない。
だから、
「似合う感じでお願いします」
となる。
もちろん、美容師側から見て似合う色を提案することはできます。
ただ、それだけではなく、
「どうしてこの色が似合うのか」
まで分かると、少し安心できます。
人から勧められた色ではなく、
自分でも納得して選んだ色になるからです。
似合う理由が分かると、色を選びやすくなる。
パーソナルカラー診断は、そんなときの判断材料になります。
似合う色を一方的に決めるのではなく、
肌映りや色の傾向を確認しながら、
「なぜ、この色が合うのか」
を理解していく。
理由が分かることで、次に色を選ぶときにも、自分なりの基準が持てるようになります。
服やメイクを変えたいけれど、何から変えればいいか分からない。
髪だけではなく、
服やメイクについて相談されることもあります。
年齢を重ねて、
今まで着ていた服が少ししっくりこなくなった。
雰囲気を変えてみたいけれど、何を選べばいいか分からない。
気づいたら、黒や白ばかり選んでいる。
そういう話です。
似合う色が分かると、新しい色にも挑戦しやすい。
似合う色が分からない状態で、新しい色に挑戦するのは少し勇気がいります。
似合わなかったら嫌だな。
買っても使わなくなりそうだな。
そう思うと、結局いつもの色に戻ってしまう。
でも、自分に合いやすい色の傾向が少し分かると、
「これなら試してみてもいいかも」
という色が増えていきます。
実際に、診断のあとで、
今まで選ばなかった色の服を買った。
新しい色のコスメを試してみた。
と話してくださる方もいます。
パーソナルカラーは、
選択肢を減らすためのものではなく、
選択肢を増やすためにも使えるものだと思います。
自己診断の答え合わせをしたい人も多い。
今は、SNSやWebで簡単に自己診断ができます。
だから、
「私はたぶんサマーだと思います」
「ずっとスプリングだと思って色を選んできました」
という方も多いです。
そのうえで、
「でも、本当に合っているのかな」
と確認したくなる。
これも自然なことだと思います。
セカンドまで知ると、使える色の幅が広がる。
実際に色を当ててみて、
「やっぱり合っていた」
と分かるだけでも安心できます。
逆に、
自分が思っていたタイプとは少し違っていたり、
セカンドまで知ることで、使える色が思っていたより多かったりすることもあります。
診断は、新しい答えをもらうためだけではありません。
今まで自分が感じていたことに、
理由がつくことにも意味があります。
タイプ名より、そのあとどう使うか。
診断をすると、
「私は何タイプですか?」
という結果は出ます。
でも、本当に大切なのは、その名前を覚えることではないと思っています。
明るい色が似合いやすい。
少しくすんだ色がなじみやすい。
深い色を使っても顔が負けにくい。
こうした傾向を知って、
次に色を選ぶときに思い出せること。
その方が、日常では役に立ちます。
似合う色を、制限ではなく判断基準にする。
髪色も、
服も、
メイクも、
毎回誰かに決めてもらうわけにはいきません。
だからこそ、
自分なりの判断基準を持っていることが大切です。
似合う色だけを選ぶ必要はありません。
好きな色を諦める必要もありません。
自分に似合う傾向を知ったうえで、
今日は似合う色を選ぶ。
今日は好きな色を楽しむ。
そんなふうに、自分で選択できることが大切だと思います。
「似合う色が分からない」から始めていい。
パーソナルカラー診断を受ける前に、
好きな色を決めておく必要はありません。
なりたいイメージを明確にしておく必要もありません。
「何色でもいいけれど、似合う色にしたい」
「今の服やメイクが、なんとなくしっくりこない」
「自己診断が合っているのか確認したい」
そのくらいの迷いからでも十分です。
似合う色を教えてもらうより、自分で選べるようになる。
似合う色を教えてもらうことより、
自分で選べるようになること。
診断の価値は、そこにあるのかもしれません。
何色にしたいか決まっていなくてもいい。
自分に似合う色が分からなくてもいい。
その迷いを整理するところから、パーソナルカラー診断は始まります。
Profile
七森 剛|Go Nanamori
CEO / Artistic Director – KOE Inc.
表参道美容室Koe 代表
髪質改善カットとパーソナルカラー診断を軸に、骨格・毛流れ・髪質・ライフスタイルから「似合う美しさ」を設計。
**“美しさの判断を引き受ける”**ことをテーマに、静かな半個室空間で、一人ひとりと向き合う美容室を運営しています。
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Koe(表参道)
髪質改善カット × パーソナルカラー診断 × 半個室
表参道駅 A2出口 徒歩2分
Quiet, semi-private salon in Omotesando, Tokyo.
Specializing in hair texture improving cuts and personal color consultation.
We take responsibility for beauty decisions.
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