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「好き」と「似合う」は、別もの。だから、おもしろい。


パーソナルカラー診断を受けて、

「好きな色と全然違った」と感じたことはありませんか。


あれは、間違いではない。


むしろ、正しい反応です。



好きな色は、心が選んでいる


好きな色というのは、

理屈ではなく、感覚で選んでいるものです。


・なんとなく惹かれる

・安心する

・テンションが上がる


そこには、過去の経験や憧れ、

自分でも気づいていない感情が含まれている。


だから、好きな色は

「正しいかどうか」ではなく、

“自分がどう在りたいか”に近い。



似合う色は、外から見たバランス


一方で、似合う色はまったく別の基準で決まる。


肌の色、瞳の質感、髪の色。

光の当たり方や、顔立ちのコントラスト。


それらと調和する色を選ぶと、

人は自然と「整って見える」。


・肌がきれいに見える

・顔色が良く見える

・全体の印象がまとまる


これは、内面ではなく

“外から見た完成度”の話です。



だから、ズレる


好きと似合うは、

そもそも見ている方向が違う。


好きは「内側」

似合うは「外側」


だから、ズレるのは当然です。


むしろ、完全に一致していたら

それはかなり稀なケースだと思う。



でも、そのズレが面白い


ここからが重要で、


このズレをどう扱うかで、

その人のスタイルは大きく変わる。


好きだけで選ぶと、満足度は高いけど

客観的な完成度は不安定になる。


似合うだけで選ぶと、整うけど

どこか“自分じゃない感じ”が残る。


だからこそ、

その間をどう設計するかが面白い。



どちらも、捨てなくていい


好きな色を着たい日もあれば、

ちゃんと整えて見せたい日もある。


どちらも正解で、

どちらも必要です。


例えば、


顔まわりは似合う色で整えて、

少し離れたところに好きな色を入れる。


あるいは、

似合うトーンの中で、好きな色に寄せる。


やり方はいくらでもある。



重なる瞬間は、軸になる


診断をしていると、


「この色、好きでよく選んでました」


という瞬間がある。


好きで選んでいたものが、

実は似合っていたとわかる。


このとき、

感覚と理論が一致する。


この一致は強い。


ここが、その人の“軸”になる。



似合わせは、正解を出すことではない


似合わせというと、

「これが似合います」と正解を出すイメージがあるかもしれない。


でも実際は、そうじゃない。


好きと似合うの両方を理解した上で、

その人にとってちょうどいいバランスを探すこと。


それが、似合わせだと思っています。



最後に


「好き」と「似合う」が違うと気づいたとき、


それは間違いではなく、

スタートラインに立ったということです。


そこから先は、

どう組み合わせるか。


どう設計するか。


その余白があるから、

ファッションもヘアも面白くなる。



– 七森剛

表参道美容室Koe / CEO & Artistic Director


髪質改善カットとパーソナルカラー診断を軸に、

「判断を引き受ける」美容を提供しています。

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