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[Hair] ブラウンカラーは、色ではなく設計だと思っている。


「落ち着いたブラウンでお願いします。」


美容室で最も多いオーダーの一つです。


でも僕は、この一言だけではカラーは決めません。


なぜなら、ブラウンという色は存在しないと思っているからです。



ブラウンは「茶色」ではない


ブラウンと聞くと、多くの人は一つの色を想像します。


でも実際には、


ベージュ寄りなのか。


ローズ寄りなのか。


モカなのか。


カシスなのか。


赤みはどれくらい残すのか。


黄みをどこまで消すのか。


透明感をどれくらい作るのか。


ブラウンは、その組み合わせで無数に存在します。


だから「ブラウンカラー」は色名ではなく、カテゴリーの名前だと思っています。



パーソナルカラーだけでは決められない


最近はパーソナルカラー診断が一般的になりました。


もちろん、とても大切です。


でも、診断結果だけでカラーは決まりません。


同じ診断結果でも、


一年前からブラウンを重ねている人。


毎回アッシュにしている人。


ブリーチ履歴がある人。


縮毛矯正をしている人。


白髪がある人。


これだけ条件が違えば、同じ薬では同じ色になりません。


だから僕は、


似合う色よりも先に、今の髪を見ます。



髪には履歴という時間が残っている


美容師は今日の髪だけを見ているわけではありません。


半年前のカラー。


一年前のブリーチ。


縮毛矯正。


ホームカラー。


毎日のアイロン。


全部が髪の中に残っています。


だからカラーは、


今日作るものではなく、


今まで積み重なった髪に対して設計する仕事だと思っています。



薬剤は「正解」を使うのではなく「組み合わせる」


「何色で染めていますか?」


よく聞かれます。


でも実際は、一色だけで染めることはほとんどありません。


赤みを少し消す。


透明感を少し足す。


ブラウンを少し増やす。


深さを少し調整する。


その「少し」の積み重ねで、一つのブラウンになります。


料理で言えば、


醤油だけではなく、


出汁や塩、みりんを少しずつ調整する感覚に近いかもしれません。



僕がブラウンを好きな理由


美容師は派手なカラーを作ることもできます。


でも僕はブラウンが好きです。


理由は、とても難しい色だからです。


赤みが少し違うだけで肌が変わる。


明るさが少し違うだけで雰囲気が変わる。


透明感が少し違うだけで髪質まで違って見える。


ブラウンは大きく変える色ではありません。


だからこそ、美容師の設計がそのまま見えてしまう色だと思っています。



設計しているのは、今日の色ではない


僕が一番考えているのは、


今日の仕上がりではありません。


一ヶ月後。


色落ちしたとき。


次回来店したとき。


さらに半年後。


その積み重ねです。


だからカラーは、一回で完成するものではなく、


履歴を育てていく仕事だと思っています。


ブラウンは、その考え方が一番表れる色です。



七森 剛|Go Nanamori


CEO / Artistic Director – KOE Inc.

表参道美容室Koe 代表


髪質改善カットとパーソナルカラー診断を軸に、

骨格・毛流れ・髪質・ライフスタイルから

「似合う美しさ」を設計。


“美しさの判断を引き受ける”ことをテーマに、

静かな半個室空間で、一人ひとりと向き合う美容室を運営。



Koe(表参道)


髪質改善カット × パーソナルカラー診断 × 半個室


表参道駅A2出口 徒歩2分


Quiet, semi-private salon in Omotesando, Tokyo.

Specializing in hair texture improving cuts and personal color consultation.

We take responsibility for beauty decisions.



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[Hot Pepper Beauty]


Instagram|
@koe_omotesando

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