「似合う」が分からないのは、理由が分からないからだと思う
「自分に何が似合うのか分からない」
美容師をしていると、本当によく聞く言葉だ。
でも実際は、
“似合うが分からない”というより、
“似合う理由が分からない”
ことの方が多い。
例えば、
「その髪型似合うね」
「その服いいね」
そう言われた経験がある人は多いと思う。
でも、
“なぜ似合うのか”
まで説明できる人は、意外と少ない。
「ベージュ似合うね」
「黒髪の方がいいよ」
そう言われても、
“なんで?”
と思うことがある。
逆に、
「オーバーサイズの方が体格が柔らかく見える」
「メガネをかけると知的で優しく見える」
みたいに理由があると、人は納得できる。
結局、“似合う”って、理由が見えていないと不安なんだと思う。
しかも今は、SNSで毎日たくさんの情報が流れてくる。
流行っている髪型。
バズっているカラー。
可愛いモデル。
見れば見るほど、
「これ可愛いけど、自分に似合うのかな」
と迷いやすくなる。
さらに難しいのは、“好き”と”似合う”が違うこと。
自分が好きな色。
自分が憧れる雰囲気。
それはすごく大切。
でも、“似合う”には客観的な要素でもある。
だからこそ、好きだけで選ぶと迷うし、周りの意見だけを聞いてもブレる。
表参道 Koeでパーソナルカラー診断を大切にしているのは、そのため。
診断をすると、
「なぜこの色が似合うのか」
「なぜこの明るさが合うのか」
そこに根拠が生まれる。
感覚だったものに、理由ができる。
そして理由ができると、人は”選べる”ようになる。
実際に、診断を受けた後の変化は大きい。
まず、今まで何となく選んでいた服の色が、急に腑に落ちる。
「なんとなく好きで着ていたこの色、ちゃんと理由があったんだ」
そう気づくと、今度は逆に、今まで手を伸ばさなかった色が気になってくる。似合う根拠があるから、試してみる勇気が出る。クローゼットが、少しずつ広がっていく。
髪色も同じだ。
「この色が似合う理由」が分かると、なんとなく避けていたカラーへの見方が変わる。
ブリーチが必要な明るさでも、「似合う理由」があれば、踏み出せる人は多い。なんとなくではなく、根拠があるから決心できる。
それから、パーソナルカラーの知識は一生使える。
日焼けしても、年齢を重ねても、パーソナルカラーは変わらない。
一度知れば、服も、髪も、メイクも、ずっと選ぶ軸になる。
そしてこの軸があると、「似合わない色」への向き合い方も変わってくる。好きだけど似合いにくい色があったとして、顔から離したコーディネートに使えばいい、という判断ができる。全部を諦めるんじゃなく、理由をもってトータルを作れるようになる。
似合うを知ることって、
制限されることではなくて、
“選ぶ軸ができる”
ということなんだと思う。
服も。
髪も。
メイクも。
迷うものじゃなく、選べるものになっていく。
美容師の仕事って、
ただ流行を提案することじゃない。
その人が、自分自身を理解できるように整理することでもある。
だからKoeでは、
「似合う」を感覚だけで終わらせず、できるだけ言葉にして伝えたいと思っている。
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七森 剛|Go Nanamori
CEO / Artistic Director – KOE Inc.
表参道美容室Koe 代表
髪質改善カットとパーソナルカラー診断を軸に、
骨格・毛流れ・髪質・ライフスタイルから
「似合う美しさ」を設計。
“美しさの判断を引き受ける”ことをテーマに、
静かな半個室空間で、一人ひとりと向き合う美容室を運営。
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Koe(表参道)
髪質改善カット × パーソナルカラー診断 × 半個室
表参道駅A2出口 徒歩2分
Quiet, semi-private salon in Omotesando, Tokyo.
Specializing in hair texture improving cuts and personal color consultation.
We take responsibility for beauty decisions.
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