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美容室で失敗したあと、どう直す?修正で大切にしている3つの判断


美容室で髪を切ったり、カラーをしたあとに違和感がある。


その場では気づかなかったけれど、自宅で髪を洗ってみたら扱いにくくなった。


毛先がまとまらない。


以前より広がる。


思っていた髪色と違う。


そんなときは、早めに美容師へ相談していいと思っています。


ただ、ここで大切なのは、


「まとまらないから、もう一度切る」


「色が違うから、すぐに染め直す」


と、次の施術を急いで決めないことです。


まず現在の髪を見て、


今、直せること。

時間をかけて整えること。

今はしない方がいいこと。


この3つを分けて考える。


僕は、美容室での失敗後の修正では、この判断がとても重要だと考えています。



修正は、まず現在の髪を確認するところから


失敗後の相談で最初に確認するのは、現在の髪です。


どこが短くなっているのか。


どこから毛量が減っているのか。


どんなレイヤーが入っているのか。


カラーなら、現在どんな色が残っているのか。


ブリーチや縮毛矯正など、過去にどんな施術をしているのか。


その状態を理解しないまま次の施術を重ねると、さらに修正が難しくなることがあります。


まず3つに分けて考える


僕が修正で考えているのは、


今、直せること。

時間をかけて整えること。

今はしない方がいいこと。


この3つです。


例えば、左右のバランスやカットライン、毛先の見え方は、その日のカットで改善できる場合があります。


一方で、失ってしまった長さや毛量は、その日に戻すことはできません。


短くなったレイヤーも、髪が伸びるまで時間が必要です。


カラーやブリーチも、髪の状態によってはその日に修正せず、少し時間を置いた方がいい場合があります。


だからこそ、まず髪を見てから判断します。



すかれすぎた髪は、残っている厚みを大切にする


修正相談の中でも多いのが、


「毛先がスカスカになった」


「すかれてから広がるようになった」


「軽くしたかったけれど、扱いにくくなった」


という悩みです。


毛量が多い髪を軽くすること自体が悪いわけではありません。


大切なのは、どこから、どの程度毛量を減らすのかです。


さらに削ってなじませるとは限らない


中間から毛先にかけて量が少なくなっている場合、さらに毛先を軽くすれば、一時的には形がなじんで見えることがあります。


ただ、それによって残っていた厚みまで失ってしまうこともあります。


僕が大切にしているのは、


残っている髪の厚みを大切にしながら、自然なシルエットをつくること。


今整えられる部分はカットする。


残した方がいい髪は残す。


そして、髪が伸びてきたところで次の形を考える。


一度の施術だけではなく、数ヶ月後まで含めて修正を考えることもあります。



表参道美容室Koe:カット事例(髪質改善カット)



レイヤーカットの修正も、全体を短くするとは限らない


レイヤーを入れてから、


ハネる。


広がる。


左右で動きが違う。


巻かないとまとまらない。


こうした状態になることがあります。


でも、レイヤーそのものが悪いとは限りません。


入っている高さや幅、毛量調整、毛先の厚みなど、いくつかの要素が重なって扱いにくくなっていることがあります。


今ある長さをどう活かすか


レイヤーの修正では、


どこまで短くなっているのか。


どこに厚みが残っているのか。


髪がどの方向へ落ちているのか。


を確認します。


全体を短くして合わせるのではなく、


今残っている長さや厚みを活かしながら、髪の重なりを整える。


髪質改善カットでも、この考え方を大切にしています。



表参道美容室Koe:レイヤーカット(髪質改善カットで修正)



カラー修正は「希望色をもう一度入れる」だけではない


カラーの修正には、カットとはまた違った難しさがあります。


思ったより暗くなった。


赤みが強く出た。


希望していた色と違った。


白髪ぼかしをしたけれど、自分には合わなかった。


ブリーチ後の色が気になる。


こうした場合、希望する色だけを見て次の薬剤を決めることはできません。


今の髪には、これまでのカラー履歴が残っている


髪には、それまでのカラーの影響が残っています。


明るくなっている場所。


暗く残っている場所。


ブリーチされている場所。


白髪と黒髪。


同じ一本の髪でも、場所によって条件が違うことがあります。


そのためカラー修正では、過去の履歴を読みながら、現在の髪から何ができるのかを考えることが重要です。


無理に一度で希望色へ近づけるより、今ある明るさや色を活かしながら、何回かに分けて整えた方がいい場合もあります。



表参道美容室Koe:カラーの修正事例(白髪染め)



ブリーチ後は「何を足すか」だけで考えない


ブリーチした髪を、施術前とまったく同じ状態へ戻すことはできません。


そのため、ブリーチ後に扱いにくくなった場合は、


カットを優先するのか。


カラーを整えるのか。


ケアを優先するのか。


今は追加の施術を控えるのか。


髪の状態を見ながら優先順位を決めます。


今は施術をしない方がいい場合もある


美容師なので、施術によって髪を綺麗にするのが仕事です。


でも、必ず何かをすることが正解だとは考えていません。


短期間にカラーやブリーチを繰り返している。


縮毛矯正など複数の施術履歴が重なっている。


髪への負担が大きくなっている。


そうした場合には、


「今日はここまでにする」


という判断も必要です。


これは「相談しない方がいい」という意味ではありません。


むしろ、早めに状態を確認するからこそ、今施術するべきか、待った方がいいのかを判断できます。



修正で大切なのは、その先の選択肢を残すこと


失敗した髪を見ると、どうしても「今日どう直すか」に意識が向きます。


でも、僕はその先も大切だと思っています。


半年後に髪を伸ばしたい。


また明るいカラーを楽しみたい。


縮毛矯正をしたい。


パーマをかけたい。


今の修正で髪への負担を増やしすぎれば、そうした次の選択肢が減ってしまうことがあります。


今日の完成だけを目指さない


今できることをすべてやるのではなく、


半年後、1年後にどんな髪でいたいのか。


そこから逆算して、今日どこまで整えるのかを考える。


修正だからこそ、次にできることを残しておくという考え方が必要だと思っています。



修正とは「元に戻すこと」ではなく、もう一度整えていくこと


切った髪は、その日に戻すことはできません。


すかれて失った毛量も、すぐには戻りません。


ブリーチやカラーの履歴も、なかったことにはできません。


だから僕は、美容室での修正を、


施術前の状態へ無理に戻すことではなく、今ある髪からもう一度整えていくこと


だと考えています。


違和感があれば、早めに相談する。


そして髪を確認したうえで、


今、直せること。

時間をかけて整えること。

今はしない方がいいこと。


を判断する。


何かを追加することだけが、修正ではありません。


残す。


待つ。


少しずつ整える。


そうした判断も含めて、その先の髪をつくっていく。


美容室での失敗後ほど、美容師には「何をするか」だけではなく、何を残し、何を待つのかを判断する力が必要だと思っています。



七森 剛|Go Nanamori


CEO / Artistic Director – KOE Inc.

表参道美容室Koe 代表


髪質改善カットとパーソナルカラー診断を軸に、

骨格・毛流れ・髪質・ライフスタイルから

「似合う美しさ」を設計。


“美しさの判断を引き受ける”ことをテーマに、

静かな半個室空間で、一人ひとりと向き合う美容室を運営。



Koe(表参道)


髪質改善カット × パーソナルカラー診断 × 半個室


表参道駅A2出口 徒歩2分


Quiet, semi-private salon in Omotesando, Tokyo.

Specializing in hair texture improving cuts and personal color consultation.

We take responsibility for beauty decisions.


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